本日の会社シリーズのテーマは新人教育
どのようにするべきかを考察したい
新入社員が辞める原因の多くを占めるのが教育面に関連していると思う
研修、一人前になるまで、どのように育てるか、どのようにサポートするか、それがうまくいっていない、ひどいと、具体的な策が決まっていない会社がある
策があっても機能していないところが多いのではないか
だから新人がすぐ辞めると悩んでいる会社が多いように思われる
新人が悪いのではない、育てられていない会社や世の中の教育制度がまだ整ってないのが良くないのだ
辞めてしまう人が悪いわけではない
ではどのようにするべきなのか
私的には基本的に徹底的にサポートするべきだと思っている
しつこいくらいサポートする
これでもかというくらい
もう少し自由にさせてあげればと言われるくらいサポートする
確かに自由にさせてあげた方が伸びる人もいるのかもしれないが、少数であると思う
そしてそういう人は何しても辞めない
いや辞めるけど、それは研修教育が不足だから辞めるのではない、ステップアップキャリアアップで辞めることが多い
また別の話
新人なのに辞めてしまうのは、教育不足のため
質問がしにくい環境、サポートが弱い環境だから
もう大丈夫でしょと本人の自信を無視して会社の価値観で研修を終わらせ、仕事をさせるが、自信がないため、仕事で失敗して、落ち込んでしまって、自分はダメなのだと思い、この仕事は合わないと感じ辞めてしまうのだ
だから徹底的にサポートが必要なのである
どんなときでもすぐに質問ができ、きちんと教えてくれる、何度質問しても挫けず教えることが必要である
前にも言ったよねと言うと、怖くてもう質問できなくなり、失敗する
質問できる環境、サポートを続ける
できるまで何度でも徹底的にできるまで教え続ける
これが大事である
そしていつまでか
基本的にみんな、世の中の価値観独り立ちまで早すぎると思う
早ければ半年、一般的には一年、三年のような感じがするが、私はそれでも早いと思う
一人前の技術、技能を身につけるには私は10年かかると思う、つまり新人教育10年かかる、それくらいサポート体制を作るべきである
これより早くできる優れた人もいるとは思うが、標準は10年である
職人の世界は10年以上修行、弟子として練習しているところもあるのではないか
私も習字が特技であるが、9年やってようやく免許、資格が得られるくらいになった
それなりなら、数年でできるのかもしれないが、食っていける一流のプロフェッショナルになるにはやはり年月はかかる
どのような仕事でもやるにせよ、プロにならないと一人前とは言わない
そしてプロになるにはそれくらいのサポートと充実した環境を継続してあり続ける必要性がある
でないと通用しない
プロ野球選手になるにも皆、小中高とある程度の年数を練習してプロになる
大学社会人も合わせるともっと年数が必要である
プロの演奏家でもそう、幼いときからずっーと練習してようやく一人前になる
なのにどうして会社員だけが数年でプロの一人前になることができるであろうか
そんなことができるのはごく一部の凄い人だけである
そんなことができれば苦労しない
社長だって、最初から優れているわけではない、経営者だって、何年も市場で揉まれて、他の会社と何年も競い合いながら、付き合いで教わりながら成長していくのに、なぜ現場だけが、たかたが半年や一年、三年で一人前になれるか
なれるわけがない
現代の世の中の風潮は新人教育や、人員へのサポート体制が悪すぎると思う
資本主義、競争社会で、サポートしあって支え合っていくことが段々失われているこの世の中、もっと支え合う教え合う、できるまで徹底的に付き合う、時間をかけてゆっくりやる
これができればもっと多くの人が、今のように苦しくならず、楽に生きていけるようになると思う
ちょっとでも改善する世の中を願って