忖度(Sontaku):Considering the person’s wish, act accordingly.
Those who want to know the real meaning of Sontaku which is again becoming the central issue of the controversy on the prime minister’s involvement on the sanction of newly established veterinary science department of University owned by the friend of Prime minister, may use the above translation as the most suitable one.
最近、加計学園問題で再び役人の忖度が問題にされています。前回の森友学園の時もこの「忖度」という言葉の英訳について話題になりましたが、あの時は外人記者クラブの最初の通訳の未熟さが原因でちょっと混乱したようです。その時は最初の通訳が忖度の主語が安倍首相夫妻であるかのように訳してしまったのを周りの人が慌てて訂正したということだったようです。
つまり、最初の通訳は忖度の意味そのものを良く分かって居なかったということのようです。その後、周りの人や他の通訳によって訂正された訳を見ると、conjecture(推量), surmise(推測する), reading between the lines(行間を読む), reading what someone is implying(人の言わんすることを読み取る)等の訳が示されましたがどれもしっくりと来る訳であるとは言い難いものでした。
一番の理由は、本来の忖度という言葉そのものの訳としては上記の訳でも大丈夫でしょうが、今問題となっているのは、役人が政治家の意図を汲み取って勝手に行動するという行動の方であり、意図を汲み取ると訳すだけでは今の問題の本質は表し切れていないので、行動まで含めた訳にしないと海外の人々には問題の本質は分かって頂けないだろうと思うわけであります。
ということで、今回も問題となっている「忖度」という言葉の英訳としては標記の訳が最善であると思います。関心のある方又は使う必要のある方は参考にしてください。