ヤコビアン | SystemTradingのブログ

SystemTradingのブログ

システムトレードに関するブログです

■ 「微分」に関する知識を強化する!


 

普段の生活には全く縁がないと思われる数学知識ですが、市場分析という

世界に足を踏み入れたのであれば無関係とは言えない知識になるでしょう。

 

でも今更学生時代の教科書を引っ張り出すには・・ (ノ_・。)

あ~微分って難しくてわからなかったなぁ・・

 

と知識の取得を諦めてしまう方も多いことでしょう。当コンテンツは、そんな方々

へお贈りいたします。

  

 

 

■ 今回扱う知識以外に必要な知識

 

   微分-極小な世界を理解する

   微分-重要な導関数計算

   微分-様々な関数の微分

   微分-偏微分の計算

   微分-全微分の計算

  

  

■ 今回扱う知識は「ヤコビアン(Jacobian matrix)」

 

 

【全微分から行列式へ】

全微分を扱うと次はヤコビアンという行列式を考える事ができるようになり

ます。行列の知識が必要になりますので下記リンク先で確認しておきましょう (^O^)/

 

 

参考 : 逆行列により一次方程式を解く

 

 

ヤコビアンは物理学にて頻出します。ヤコビアンとはヤコビ行列という行列式

で要は複数ある関数における全微分をまとめたものです。

例えば関数f、g、hがありx、y、zの3変数で構成されているとしましょう!

まず各関数の全微分を計算してみます (^-^)/

 

 
HSF-SystemTradingのブログ-zenbi8

 

 

これは行列式として表現できますね ('-^*)/

左辺と右辺を行列式にしますと、

 

 
HSF-SystemTradingのブログ-zenbi9

 

 

となります。そして、偏微分した個所(偏微分係数の部分)を取り出すと・・

 

 
HSF-SystemTradingのブログ-zenbi10

 

 

となり、これをヤコビ行列(ヤコビアン)と呼びます。

偏微分係数は各成分となることから状態を表す時に使われます。そして行列

式ということはクルクルと回転させることになりますので写像を考えるわけです。

難しい領域ですが、

 

 

状態を表す式 ⇒ 全微分により成分化 ⇒ ヤコビアン ⇒ 行列計算

 

 

という感じで解説がされると思いますので、計算プロセスは兎も角、何を導いて

いるのかが理解できれば数式を紐解くカギになるかと思います!

ブログでは簡単に書いてますが、実際は微分可能かどうかを考えて式を展開し

なければなりません。よって、専門に学ぶのであれば書籍の購入をお勧めしま

す。ネット上の情報を調べましたが、読むにはレベルが高いものが多いので参

考にならないかもしれませんので・・・

 

 

次回はちょっと内容が簡単になるので挫けずに読んでもらえたら有り難いです!

 

 

ペタしてね