日常を綴りながら、夫依存を脱するため
ただしい人類滅亡計画
反出生主義をめぐる物語
を読みました📕
以前書いていたブログで優生思想について書いたら、
反出生主義というコメントをいただきました。
反出生主義という言葉を知らなかったので、
この本を読んでみることにしました。
🫥
反出生主義とは、
自分は生まれなければ良かった。
人間は生まれない方がいいので、生まない方がいい。
というものです。
反出生主義について、
各登場人物が自分の意見を言いながら、
互いに意見交換をして話が進みます。
🐱
野良猫のNTR活動について書かれていました。
これは条件付きの反出生主義(優生思想)にあたる。
反出生主義と聞くと
可哀想!ありえない!と思うかもしれないけど、
野良猫は強制的にそうさせられているんですよね。
捕まえて、去勢、避妊して、元の場所(野外)に戻す。
そうすることで、飢えや人間からのいたずら、
交通事故など不幸を被る猫を減らす。という活動。
この活動に異論を唱える人は少ないと思う🤔
そうだよね、仕方ないよね。と思ってしまう。
じゃあ人間だったら?
いじめ、就職難、貧困。そんなことを経験する人生なら、
生まれない(産まない)方がいいんじゃない?
いじめや就職難は予想できなくても、
貧困は親次第なのだから、事前に分かること。
そういう人は産めないようにしてしまえば
社会問題が少しは解決するのでは?
と私は思ってしまうのです。
完全なる優生思想です。
誤った価値観の優生思想は虐殺になってしまう。
でも、価値観って人それぞれだから、
優生思想っていうのは良くないんだと思う。
私は不妊治療による高齢出産や単純な高齢出産は
まさに、無責任なんじゃないかと思っています。
45歳で出産し、子には障害があり、
成人する頃には親は定年退職。
障害を背負って生きていくのは当人です。
障害者は子どもを産まない。
それって当たり前の感覚だと思うけど、
そうじゃない考え方もあるんでしょうね。
人権だの、平等だの言うけれど、
障害者と健常者は平等なんかじゃない。
今の社会では生活の基盤がないのに
子どもを産み育てることは難しい。
生き方が多様化する中で、
高齢出産を否定することはできないし、
悪いことだとは思っていません。
ただ悪い結果になる可能性が高くなるってだけ。
確率のために出生率が下がるのも良くないとは思う。
結局、本を読んでも答えは出ませんでした。
どうしたら若くして子どもを
産める(産みたいと思える)社会になるのかな