ひとりごと1343(番外1115 後手後手) | 林住期さんのひとりごとブログ

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後手後手

 

【解説】「コメが足りない」の正体と今後の価格 関係各所からの声で見えてきた「品薄の構図」


「品薄の構図」については、確かにそうだろうなあとは思いました。

ただ、問題点は2点あると思っています。

1点目、

農水省が数字での判断に、重きを置いているところ

さすが、勉強ができる人の欠点ですね。

「店頭での品薄は短期的な現象で、1年で見るとコメの在庫量は足りている。
そうした中で備蓄米を放出すると、お米があまる状況を作ってしまう。
コメの価格低下を招いて農業生産者が困ることになる」

1年で見ると、在庫量は足りている。
簿記の見方と同じ。おかしい判断です。

在庫というのは、計算期間の最終日の状態を示しているに過ぎません。
それが1年間というのならナンセンス。
企業なら、最低でも毎月、在庫を把握しますし、
優秀な企業なら、毎日、在庫を把握しています。
それでも、日々、ドカンスカンがあって、
管理しているのです。

1年の最終日での在庫が適正ならOKということではないのです。

ましてや、過日の乱高下した為替レートのように、
このコメ流通量を価格が乱高下するほどの、放出をしろなんて言ってません。
調整して、放出すればいいのです。


2点目、

農水省の不作為。

5月ごろから、米不足の兆候が出てきており、それを把握しながら、
結果的には何もしなかった。

政府はいつもそうです。不作為。
何かことが起こってから、よっこいしょって腰をあげる。
もしくは、最後まで何もしない。

警察も事件(被害)が起こらない限り、何もできない(これは法律のせい)

でもね、何でもかんでも企業が優れているとは、言いませんが、
企業なら、リスクに対して、先手先手を打つのは当たり前。
ましてや、軍隊(海外)なら、先手必勝ですよ。
ぐずぐずしていたら、国が滅びます。

そういうことから考えると、

世界のあらゆる組織(軍隊、企業などすべて)において、
リスク対策などで、一番、後手後手に回る組織は、

日本政府では?