ひとりごと1245(番外1029 四苦八苦) | 林住期さんのひとりごとブログ

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林住期を生きるおっちゃんの不定期なひとりごとです。

四苦八苦

 

四苦八苦。
普段、何気なく使っている言葉です。
軽~く使っています。

今日は、重たいですよ。長いですよ。

これは本来は、仏教用語。
何回か、勉強してみましたが、
改めて。。。

特定の宗派を選択したくないので、
一般的な説明にて示します。

今さら聞けない「四苦八苦」意味とは? 由来や使い方などをわかりやすく解説


「四苦」は、

仏教の概念における4つの苦しみ、「生・老・病・死」のこと

それぞれ、
「生まれ、生きる苦しみ」
「老いる苦しみ」
「病にかかる苦しみ」
「死ぬ苦しみ」

を指しています。

「八苦」は、

上述した「四苦」に加えて、さらに以下の4つの苦しみが加わったもの。

それぞれ、
・愛別離苦(あいべつりく)… 

 愛する人と別れる苦しみ。生き別れや死別する悲しみ
・怨憎会苦(おんぞうえく)… 

 恨んだり憎むものと出会わなければならない苦しみ
・求不得苦(ぐふとくく) … 

 求めても手に入れることができない苦しみ
・五陰盛苦(ごおんじょうく)… 

 人の心や身体を形成している、感覚や欲求、意識からくる

 全ての苦しみ。自分をコントロールできない苦しみなど
だそうです。

これは、林住期さんにもですが、
林住期さんのオカンにも言い聞かせたい事なんです。

オカンは、若い頃は確かに病気がち、

夫は46歳(オカン45歳の時)で他界しました。
しかし、その後、健康になりました。
国内・海外旅行などに行きまくり、
好き放題に生きてきました。
欲しい物は片っ端から買っていました。

着物に毛皮に指輪に。。。
自分の(そこには林住期さんの分もあったはず)お金をいっぱい使いました。

(林住期さんの学費(奨学金)より自分が大事のオカン。ああ要らん事、書きましたね)
まあ、それはそれで良いと思います。

でもね、それを基準に置いたらダメなんです。

年を重ねると、その頃のようには行かないことが
増えてきます。

ここ数年間は特に、
四苦八苦、全てにおいて、
苦しんでいるわけです。
それは、30年ほど前、好きなように、思いどおりに
生きてきた時を基準にして、
全てにおいて、それが叶わぬことに
対処できず、苦しんでいる
のです。

数年前、パニック症で心療内科に入院した時は、主治医に言われました。
主治医「おそらくは、そういう事態にはならないですが、
    もし、万が一の場合は、延命処置を望みますか?

    望みませんか?」
   「書面にサインをお願いします」

オカン「・・・」
林住期「どうするん?これは自分で決めないと。。。」
オカン「・・・」
林住期「サインせんと(サインしなさいよ)」
オカン「先生が決めて下さい」
はあ?


主治医は困り果てていました。
下手をすれば入院できなくなる可能性も出てきました。
断られるかもしれません。
焦りました。

林住期「後で、考えが変わってもええから、とにかくサインし~」
オカンはしぶしぶサインしました。

結局こういうことなんです。

毎週、林住期さんに言い続けている、愚痴も同じです。

特に、
「老いる苦しみ」
「病にかかる苦しみ」
「死ぬ苦しみ」

・求不得苦(ぐふとくく)
・五陰盛苦(ごおんじょうく)

どれも、現実を受け入れられないのです。
もし林住期さんが、弟のようにオカンより先に、

人生を閉じたらどうするつもりなんでしょうね。
これ、ないことはないんですよ。

受け入れられないから、

また、それを誰も解決してくれない(他責)から、

それらが、全て、

「不足(不平・不満)」と言う形で、
口をついて出てきているのでしょうね。

それこそ、文句を言ったところで、
何も解決はしません。
そこに気づいてほしいのです。

まずは、現実を受け入れる。

そういうことに、気づけば、そこからが新たなスタート。
自分でできること、心地よくなれること。
それを求めていけば、
ある程度四苦八苦を和らげることができるのではないかと
思っております。

そういう私も、
まだまだ達観は出来ておりません。

オカンの介護やオカンの要求に対する疲弊、

いずれも、私もオカンのせいにしているかもしれません。

ただ、

考えなくてはならないことや、
テーマぐらいは押さえられていると思っています。

 

分かりやすいお坊さんのコラム見つけました。

一部抜粋

~~~~~

結局、私たちにできることは、受け入れるか、受け入れないかの選択だけなのです。

ですから、病気のときは病気をする。それを受け入れる。

死ぬときは死ぬ。それを受け入れる。

これが苦しみからの解放だと思うんですね。

~~~~~

林住期さんの弟は、最初は死ぬ運命(早すぎる死)を受け入れられず、

荒れていましたが、それも束の間でした。

彼はまもなく受け入れました。

我が弟ながら、偉いなと思います。