ひとりごと0405(番外291 学力低下を憂う) | 林住期さんのひとりごとブログ

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林住期を生きるおっちゃんの不定期なひとりごとです。

学力低下を憂う
 

ひろゆきが「“文章が読めない子ども”の未来」を憂うワケ

眼を疑うようなことが書かれていました。

上記コラムより一部抜粋。
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文字離れが進んでいると言われますが、スマホ登場以降、
SNSなど短文ではあるものの、実は日本語の文章を目にする機会は増えています。

しかし、文字離れが意外に進んでいない一方で
「日本語が読めない人が多い」問題がネット上でよく話題になります。
つまり、読解力が低いというわけです。

次の例文はベストセラー『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社刊)
の中に出てくる問題で、中学生の正答率は57%だそうです。

・幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。
・1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた。


以上の二文は同じ意味でしょうか。
答えは違うわけですが、

間違えても義務教育は卒業できるし、
大人になって社会に出ることもできます。
ということは、

約半分の人はこの問題が解けないまま大人になるわけです。

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驚きですね。

社会人になるまでの期間で、学んでくれればいいのですが。

過去、仕事の指導等において、
なかなか成果が出ず、

自分の教え方に問題があるのかと考えてみたり、
教える側と教わる側の理解力の差ではないかと考えてみたり。。。

なぜ結果が出ない?


私の教え方に問題がないかについて、まずは、自問自答しましたが、
格段に悪いとは思えませんでした。

ただ、自己評価では正しい評価はできないでしょうから、
同じ内容の教育を別の人にやってみたんですが、

結果が出ているんです。

教え方が悪いとは一概に言えなさそう。

母数は少なすぎますが、一例の結果として、

仕事の結果は、とある大卒の人より、高卒の人の方が優秀でした。

同じように教えたにも関わらず。。。


ということで、
もし、上記の書籍の内容が事実ならば、
今の世の中、勉強しなくても、誰でも大学に入れますから、
学力が向上しないまま社会人になった可能性があります。

この兆候はもっと前から出ていたのかもしれません。

大卒だから基礎学力はあるというのは幻想で、

大学のレベルによるのではないか?と思うようになりました。

確かに、とある大阪大卒の社員は、やはり結果を出す能力は高かったです。

私はこの大阪大卒の社員と共に仕事を一時期やりましたが、

やはり優秀でした。仕事の質、量ともに満足のいくものでした。


経験からすると、
おそらく、

①出身大学の偏差値は優秀さとの相関性はある。
②高卒より大卒の方が優秀というのは当てはまらない。

との感覚はそう間違っていないように思いました。

こう書くと反論する人が出てくるのですが、
逆に申し上げたいと思います。

例え、偏差値の低い大学を出られていても、
ちゃんと、その事実を事実と受け止め、
社会人になってから、勉強する方がいらっしゃいます。
そんな方には偏差値云々は全く関係ありません。

それはそれ、これはこれ。

期待大です。

反論する人は、
偏差値の低い大学を出られていても、
その事実を事実と受け止めることはなさそうですし、
社会人になってから、勉強をしているようにも見えません。
今まで何度か、申し上げてきた、
「能力が低い者は、自分の能力が低いことに気づく能力も低い」
という見立ては遠からずではないかと思っています。

学生時代に勉強すべきこと、
社会人時代に仕事や人として学ぶべきこと、

やってこなかったのでは?。
いつになったら勉強するのでしょう?

給料もっとくれ!、出世させろ!

そりゃ無理でしょ。

 

30数年前のことで、

今でも忘れられないことがあります。

ある事業所の先輩格の社員が、

林住期さんに質問してきました。

「林住期くん。10のマイナス3乗ってなに?」

実態は、口で言ったのではなく、

これ、と書類を指差しました。

読めなかったのでは?

「え?1000分の1ですやん」

そんなんも知らずに、その仕事を担当してたん?

めまいがしました。

 

これが、就職に学歴フィルターは必要との理由の一つです。

 

すみませんが、まだまだ言い足りないので、

次回より、学歴フィルター考続けさせて頂きます。

 

私の希望は、純粋に、「勉強して欲しい」「努力して欲しい」ただそれだけです。