私の轍042(課長職004)劉邦の桃屋さん
前にも書いていますが、
桃屋さんとは相互補完の関係でした。
桃屋さんが部長になっても続きました。
喧嘩もしたけどいいコンビでした。
桃屋さんは二人兄弟の次男坊、多分弟が欲しかったのでは?
林住期さんは二人兄弟の長男坊、多分兄貴が欲しかったのだと思います。
(本当はお姉ちゃんが欲しかったのかもしれません。
子供の頃、私をかわいがってくれて、しばらく同居していた、
叔母にしては歳がそれほど離れていない叔母が好きでした。)
林住期さんは、年少者といるより、年長者といる方が居心地がいいのです。
林住期さんは結構難しく、めんどくさい人間なのです。
威張っているような年長者は、長たる資格がないと思っていますので相手にしません。
また、自分が威張るのも好きではありません。
気を遣って欲しいくせに、忖度されるのは嫌い。
ため口されるの嫌い、でも親しくしてほしい。
あ~、めんどくさいおっさんです。
でも喧嘩は嫌いなので、少々なら消化します。
無かったことに!
「項羽と劉邦」でいうと劉邦が好きです。
項羽は魅力を感じません。
あくまで私見です。
項羽はみじめです。
確かに「出来る人」なのだと思います。
でも私だったら、ついて行きません。
仕事が出来ることと、人として魅力があるかどうかも求めてしまいます。
魅力優先と言えば、ビジネスパーソンとして、管理職として失格と言われるかもしれません。
でも、口々に耳障りの良いことばかり言ってた連中が、振り返れば誰もいないわけです。
それでも仕事というのなら、何もかも捨てて仕事に価値を見出す意義って何なんでしょう?
って思ってしまいます。
劉邦は頼りないかもしれません。
でもこの人のために頑張ろうという気持ちが湧くのは自然なことかもしれません。
この人について行けば、自分が頑張れる領域があるのです。
またそれを認めてくれる大将がいるのです。
グリコでいう「一粒で二度おいしい」です。
仕事は自分が全部やる必要はないです。
何でもこなせる能力も不要です。
何でもかんでも一番になる必要もないです。
一人で抱える必要もないです。
能力がある人に任せたらいいのです。
所詮一人でできることは限られてます。
「経営の神様」松下幸之助氏が典型的な事例だと思います。
もとへ。
ある意味、桃屋さんは、わたしにとって劉邦だったのかもしれません。