ひとりごと0061(番外021 TOPの引き際) | 林住期さんのひとりごとブログ

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TOPの引き際

 

「Fukushima 50」

昨夜観ました。

泣けますね。

 

多くの関係者への取材を基に書かれた門田隆将のノンフィクション

「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を実写映画化とありました。

 

原子力発電所そのものの是非、防災意識の関心度、に関する意見は、とても軽々には言えません。

ここでは割愛させてください。

 

この映画が全てを正しく物語っているとすれば、とてつもない問題を抱えていると思いました。

 

当時重大な責任をしょってた政治家、電力会社のお偉い方々は、

いまどのようなお気持ちなんでしょう?

全てを承知しているわけではありませんが、

もし、いまだに表舞台に出ていらっしゃるのでしたら、

早々に(もうとっくの昔に、10年前に)、お控え頂きたいですね。

 

ある政治家のお偉いお方が言ってました。

「忸怩たる思い」と、自らおっしゃる以上、なおさらです。

まさかの口先でしょうか?

確かに他の人間でも上手くはやれなかったかもしれません。

でも、結果が出なかった以上、力がなかったわけで、

もうその世界では表に出るべきではないと思います。

引き際は大切だと思います。

政治家でなくとも、世のため人のためになる仕事はいくらでも他にあると思います。

 

命がかかっているような場面では、本音、本心が出てくるでしょう。

もしくは嘘をつくとすれば、

それは、本当は無理して、命がけで事に当たるという嘘でしょう。

そんな嘘、並大抵の心構えではつけませんよね。

家族の顔が浮かぶでしょうからなおさらでしょう。

申し上げる言葉が見当たりません。

 

私なんぞ、某総理大臣のように取り乱してかっこ悪いかもしれません。

だから私はTOPにはなろうとはしません。正確には、なれません。

TOPにはTOPに相応しい方がなるべきです。

下の立場から見れば、

取り乱して、激高して、冷静さを失う上層部の人を実際に間近で見たことがありますが、

ほんとみっともないですね。

 

この映画に関する批判の意見も読んでみました。

まずは、

某総理大臣を悪く描き過ぎだという意見。

ただ、身内であるはずの党員、しかも一緒に活動していた人からも、

いろいろ暴露話が出ていることからして、

実際には遠からずのような気がします。

映画自身が駄作だという意見。

ドキュメンタリーでない限り、それは無理のような気がします。

いくら素晴らしい役者さんを揃えたとしても、本人でない限り、

100%の再現を求めても無理なような気がします。

人間そんな単純なものではないと思います。

また、冷めた見方をすれば、

経済活動ですから、そこは優先されるため、盛ったりする脚色は当然されるでしょう。

事実とは離れてしまうのはある程度仕方がないと思います。

最後に、

門田隆将氏への憎悪的な?感情からの批判?

この論理は私には理解不能です。

 

それと、場外乱闘?別のサイトで読みました。

吉田所長が英雄視されるのはけしからんという意見でした。

吉田所長の過去の言動を調べ(どの程度の取材力があったのかはわかりません)、

英雄視を否定する理由を並べ立てていました。

私としては、吉田氏が本当に英雄だったのか?などとくだらんテーマの取材に注力せずに、

そこはよく頑張ったって言ってもいいんじゃないですか?

 

やはり、その人物に対する好き嫌いの影響でしょうか?

ひとりごと0051(番外017 本音の研修)

 

むかし、元阪神のピッチャー、江本孟紀氏が「ベンチがあほやから野球でけへん」

(本人の弁では、本当は言っていないらしいですが。)と言ったとされる事件がありました。

言いたくなる気持ちはよくわかります。

でもねその代償は大きいんですよ。サラリーマンの世界も同じです。

 

最後に

とてつもない問題とは、

TOPに相応しくない人がTOPに就いた時の有事問題です。

無能なTOPのせいで、命を失うことはあってはなりません。