お盆の怖かった話 | ポチタマの手

ポチタマの手

捨てられた犬や猫達を救うために活動を始めました。

家族が台所で桃を切っていたところ、桃の種が手から滑って落ちてしまいました。


食いしん坊のポンコ(ポメラニアン:11歳)はすぐさま駆け寄ってきて、3cm以上ある桃の種をまる飲みしてしまいました。


すると種が喉に詰まり窒息状態に…。

床を転がり脱糞、悶絶寸前。


背中を叩いても取れない。


他の方法がわからない私は家族に調べてもらい、「指を入れて掻き出す」との情報を信じ口に指を入れました。


確かに種に触れる事は出来ましたが、更に奥にいってしまいそうで、掻き出す事は出来ませんでした。


次の情報は「足を持って逆さにする」


もうその時どのように足を持ったか記憶にありません。ふと気づくと種が床に落ちていました。


呼吸が出来るようになったポンコは放心状態。

私も生と死に触れてしまったような…

怖くてたまりませんでした。



ポンコは1時間もしたら落ち着いて

私の指をペロペロ(ママごめんね)

ほっぺをペロペロ(心配かけてごめんね)

口をペロペロ(助けてくれてありがとう)


カリカリ(おやつちょうだい)



良かったよー良かったよーえーん

なかったかもしれないこの時間…

このからだ、このペロペロ…

ポンコーえーん


全てが愛おしく、元気でいてくれる事が奇跡に思えました。

ポンコーえーん


翌日、動物病院を受診し、念のため食道粘膜を保護するお薬をもらってきました。


私は今も夜寝る前にあのポンコの苦しそうな顔を思い出したり、私がいなかったら助けられなかったと思うと怖くなり寝つきが悪いですが、ポンコは元気にイビキをかいて寝る事が出来ています。


お盆で仏壇から下げた桃を食べる事も多い時期かと思います。桃の種は今回のような窒息の可能性の他、完全に飲み込んでしまったら中毒症状を引き起こす可能性もあるとの事です。


台所に来ないようにする、調理中はハウスにいれる。我が家はハウスに入れるようにしました。食いしん坊さんがいるお家は気をつけてください悲しい