綺麗な青空。

今日は暑くなるだろうな。

気持ちいいよね。



昨日、営業が俺の事を知っているのか知らないのかわからないけど、新規の話があるんで打ち合わせに参加してほしいって言ってきた。

はっきりとした結論はだしてないし、別に断る理由もない。

その仕事をやるかやらないのかわからないけど、一応、万が一と思い自分の上司にも付き合ってもらい、打ち合わせに行ってきた。

打ち合わせ先には広い駐車場があって、ベルより一回り小さいワンコが出迎えてくれた(笑)

お客さんとの挨拶もそこそこに、ワンコが気になって、すぐにそばに寄って手を出すと、ワンコはペロペロ舐めてくれた。

人懐こいんだなって頭を撫でようとすると、ワンコは後ろに下がる。

あれ?

近寄るとワンコは後ろに下がり、こっちが下がるとワンコは寄って来る。

手を出すとペロペロ舐めてくれるけど、この距離を何故かかたくなに保っているんだな。

人懐こいんだけど、妙に警戒心がある不思議なワンコ。
よく見ると、少しプルプル震えている。

名前を聞いたら、なんとこのワンコは震災で生き残って保護されたワンコだった。

里親が現れるまで一時的に預かっていると言う事だ。

そこまで聞くと、なぜ、このワンコが一定の距離を保つのかわかった感じがして、心の中で涙・・・。

怖かったろうし、家族もいなくなって寂しいだろうし、遠く離れた知らない土地だし、辛いだろうな。

聞けば駅前で里親を求めて、今だに犬や猫が集まる日があるようだ。

ボランティアで保護をしているんだろうけど、あれからどれくらいたったんだっけ。
本当に、終わりが見えないね。

ちょっと慣れたのか、やっと頭を撫でる事が出来た。

優しい飼い主が、みつかるといいね。

そう言うと、このワンコは俺を見つめて頭を傾げる。

この仕草だけでも、たまらない。

悲しい現実だ。