普通、ラブラブのカップルが電車に乗っていて、どちらかが、先に降りるとする。

「今日は楽しかったたね」

「うん、また行こうね」

別れ際に、今日の出来事を振り返りながら、名残惜しそうに見つめ合い、ドアが閉まると、お互い、小さく手を振りあう。

良く見かける、微笑ましくもあり、俺にとってはうらやましい光景だ。

しかし、昨日は違っていた。

まず、女性は日本人だけど、相手の男性は外人。

でも、ここまでは普通だよ。

問題はこれからで、一つは、なぜかはわからないけど、その男性はインディアンの羽飾りをかぶっている。
電車に乗ろうとした時に、目の前にその格好で立っているんだから、ビックリしたよ(笑)

でもさ、なんか、見るからに暑いって感じなんだよね。

どこへ行ってきたのか知らないけど、おとぎの国から、もう出てきたんだから、取れよなって思ったね。

でも、ジロジロ見たくはないけど、見ちゃうよな、頭にインディアンだもん(笑)

そうこう思っていると駅に付き、ドアが開くと二人揃って降りたんだ。

で、問題はここからだ。

俺の目の前、50センチも離れていないこの近さで、抱き合ったと思ったら、ちゅ~だよ。

なんで俺の目の前で(笑)

俺だって、もう、いつしたか覚えていないくらい何年もしていないのに、俺が見ている前で、するか?

その時は、呆気に取られ、ただ、二人のちゅ~を、じっと眺めていたんだけど、多分、目が点って感じで見ていたんだろうな(笑)

ちゅ~が終わると、インディアンは電車に乗り、ドアが閉まると、大きく手を振る。

おまえ、あつすぎなんだよ、あつすぎ(笑)

海を渡った国では、それが当たり前かもしれないけど、ここは日本。

そう言う事は、よそでやってくれって言いたいね。

なんだか、それを見て、どっと疲れたよ。

仕事するのもアホらしく思える。

って言うか、ただでさえ目立っているんだからね。