昨日、仕事を終えての帰り道、ずっと向こうの方に、人混みに紛れて白いマネキンを背負っている人がいたんだ。

「大変だな、こんな遅くに」

ここからだと距離があるので、上半身だけがチラチラと見えるだけで、その全貌は良く見えない。

ファッションと言うジャンルには、まったく縁がないけと、きっと、オシャレなお店で使うんだろう。

「最近は、あんな形が流行ってるのかね」

ここから見る限りに於いては、斬新で目とか口などは省略されているようだ。

「それにしても、かなり撫で肩だな」

そんな事を思いながら、その方を後から追いかける様に歩いて行くと、マネキンを担いでいる方が、先の方で信号待ちをしている。


俺との距離が縮まる。


俺は人混みを掻き分ける様にマネキンに近づ・・・??
えっ、あれ?、マ、マネキンじゃない。

チェロだ・・・(笑)

思い込みって恐ろしい。
白いケースだから、よけいにそう見えたんだね。
結構、一人でウケて、笑かしてくれました(笑)

でも、改めて見ると、でかいよね。チェロ。
やっぱり、重いんだろな。
一回は触ってみたいね。
同じ弦楽器仲間だし・・・、そう言えば、先生の所にあったな。

良く見ると、マネキンじゃなく、チェロを担いでいる方は、学生さんの様だ。


練習、頑張って下さい!


そう、俺は心でそう声をかけた(笑)