寒い。

秋はどこへいってしまったというの。

もはや秋というものはないのか。


春夏秋冬
春夏冬…秋がない。
なので、商い。


お蕎麦屋さんとかの看板で見かける気がしますね、

「商い中」

商い=飽きないで頑張るのが商売

とか言われることもあります。

 

また、お米の収穫期やらなんやらにともない、

 

秋に行う→商う=商い

 

とか

古代中国の商(殷)の時代、
品物の物々交換に長けていたのが商の国の人々だったので


物の売買をする人→商人

 

そして

物の売買=商
というようになったとか。

ともあれ

 

物の売買に“長けている”人を商人というのなら

古代中国の時代から、
長けていない人もいたということなんでしょうね。
 

ならば、現代にも通ずると。

まずは、

商人になんなくちゃ、ですね。

 

(写真はALLii生産の発芽にんにく)

 

てなことで、また次回に!
レッツ、ハツガ!

 

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ノーベル文学賞、ボブ・ディラン氏が受賞しましたね。

 

そういうことです。

 

つまり、いまや国境に限らず様々なことがボーダーレスなわけです。

作家ではなく、シンガーソングライターがノーベル賞。

 

葬儀屋さんが、発芽にんにくを育てて販売する時代なのです。

 

 

『この道ひとすじ30年、1ミリたりともこの味は変えねぇぜ!』
との頑固一徹、己を貫きとおす。

それだけをやり続けるのもいいのでしょう。
 

しかしながら、時代は常に新しいものを求めているのではないか、と。

意外な組み合わせの中にこそ、新しい価値を見出せるのではないかしらん。

 

 

好きなことを仕事にする人。

得意なことが仕事になる人。

 

要は、職業選択の自由があるわけです。

 

 

が、しかし。

 

働きたくても、働く場がない人。

たくさんいますね。

 

選択肢が限られている、もしくは、ない。

 

働く目的は、稼ぐことだけではないのであってですね。

おおげさに言うと、生きているという実感を得る、みたいな。

 

そこのところに着目して、葬儀屋なのに発芽にんにくなんです。

 

 

 

てなことで、また次回に!

レッツ、ハツガ!

 

 

自分的に記念すべき第一回目のブログは、大好きな映画のご紹介です

ご存知の方も多いと思いますが…

Once ダブリンの街角でです。


出典 YAHOO!JAPAN映画フォトギャラリー


作品の細かい説明はウィキとかをご参照くださいね

あ、そうそう

今後もブログを不定期で続けるつもりですが、
好き勝手に思ったことを綴るだけです。
批評家ではありませんので、知ったようなことは書けないであります
が、これを読んだ方が“観てみようかな”って思ってもらえるように
がんばってみようかと思います


《あらすじ》

ものすごくざっくりとしたあらすじですが、

舞台はアイルランド・ダブリン
そこで、ストリートミュージシャンの“男”と
チェコ移民の“女”が出会い
音楽を通して心を通わせ
互いの存在
互いの大切なもの
そうしたことを短期間のうちに知り
そして、互いの道を進み始める。

というお話です。



《みどころ》


☆主演のふたりによる全編に渡るオリジナル楽曲
☆ダブリンに住む人々の暮らしぶり
ってのは子ども
ってのは大人
愛情とは結ばれるだけがすべてではないのね

というかんじですかね。

ちなみに

主演はグレン・ハンサード&マルケタ・イルグロヴァ

ハンサード氏はこの映画以前にも俳優として出演した映画※1もあるので、
厳密には俳優さんですが、基本的にはおふたりともプロのミュージシャンです。
今はもうふたりとも俳優業には興味無いそうです。
うん、実に潔い。

ちなみに、グレン・ハンサード氏はザ・フレイムズというバンドのフロントマンで、
この映画の監督は同じバンドの元ベーシスト。
本来はハンサード氏には作中のオリジナル曲の作曲を依頼していただけで、
演じるのは別の俳優さんだったのが、予算やらなんやらで…
ということらしいです。
それが、結果としてはよかったんでしょうね。


《極私的感想文》
※以下、軽くネタバレあります

みどころとして前述しましたが、

とにかく楽曲がいい。

特に、テーマ曲というか代表曲で、
主演のふたりが歌う

Falling slowly
https://youtu.be/ae_UcKoljQw
※エディタが違うようで、埋め込みできませんでした…次回からは!

この1曲の中に、映画のすべてが映し出されています。
あまりにも素晴らしすぎて、アカデミー賞歌曲賞をはじめ、
さまざまな賞に輝いています。

映画的には
カメラワークとか
俳優の演技とか
まぁ、素人目で見ても…ですが
それがむしろリアルなかんじなんです。
だからがゆえに、
劇中の設定や、演奏を含めた楽曲の良さとか
そうしたすべてが一緒になって、
この映画を名作にしたのだと思います。


出典 YAHOO!JAPAN映画フォトギャラリー


話は変わりますが

私、日本を出たことがありません。
ええ、旅行ですら、です。

なので、海外の国々の生活の様子とかは
すべて映画やらなんやらでしか知りません。

そのイメージの中でダブリンという街は、

なんだかいつも曇っていて
生活水準は決して高くないながらも
決して誇りを失わずに生きると決めている
そういう人々が暮らしている


という認識です。

このイメージは、
アイルランドを代表する、私が大好きな
U2とかThin Lizzyとかの影響もあるんでしょうね。
(この2つのバンドはアイルランド国内での評価が大きく分かれてますね)

この映画の中でも、そうしたイメージ通りでした。

面白いなぁと思ったのが、
掃除機のことを
フーヴァー(The Hoover)
みんな呼ぶんですね

この丸くて可愛い掃除機です
ヘンリーくんですね

ヘンリーくん

出典 Numatic International
日本でプラスチック製保存容器をタッパって呼ぶようなかんじ


それはそれとして。

作中、主人公の男女が名前で呼ばれることはありません。
クレジットも、
“男=Guy”
“女=Girl”

セリフも少なめ。
(俳優ではないから)

低予算ゆえ、ゲリラ的に撮影。
(そのため、通行人どころか出演者ですらカメラ目線になっちゃう)

子どもと一緒に観るのがためらわれるような性的な描写はなし。
(だからがゆえに、より一層主人公ふたりの心情が深く伝わる)

さて

街でオリジナル曲を、
穴のあいたギターをかき鳴らしながら歌う男。
その男の歌に惹かれて、話しかける女。
同じ街に暮らしているというだけで、
まったく接点のなかった男女が
音楽によって、つながる。
音楽によって、通じ合う。

でも、やっぱり男ってのは…。
ちょっと仲良くなった途端、
部屋に泊まっていかない?
なんて言っちゃうんですよ。
まぁ、気持ちはわかりますが。

で、あっさりフラれる

で、翌日謝りにいって許してもらう

で、一緒に歌う

設定としても、実年齢としても、
“女=Girl”の方がはるかに年下なんですけど
彼女から色々なことを教えてもらうのです。
そして、彼女は“男=Guy”の純粋な心に触れ、
自分にも気づきがもたらされる※2

そうした流れのなか、
とても印象に残るシーンがあります。


出典 YAHOO!JAPAN映画フォトギャラリー


“女”は夫をチェコに残してダブリンに来たわけですが、
そのことについて、“男”が質問をします。


「まだ彼を愛してるって、チェコ語ではどういうの?」


そのチェコ語を教えた後
彼女は、
いたずらっぽく
少し切なさのある表情で別のチェコ語

「Miluju tebe」※3

と、つぶやきます。

これが、まったく言葉の意味はわからないのですが
とても
とても心に残るのです。
※一番最後に書きますが、知りたくない人は読まないようにご注意を!

噛み合ってるようで
噛み合ってない

わかってないようで
わかっている

すれ違いなのか
交わっているのか

言葉を交わすとそんな微妙なかんじなのに、
一緒に歌いだすと
すべてが理解しあえる

そうして、
濃密ながらも短い期間を経て
ふたりの物語はエンディングを迎えます。


出典 YAHOO!JAPAN映画フォトギャラリー

ふぅ…。

なんといいますか

男女の愛情や男女の友情に、
定義なんてのは、あるのかないのか、ですね。
でも、その当事者間には、結果的には正解があるのでしょう。
それがリアルタイムではわからないから、
色んなドラマも生まれるんですよね。

この映画はただのラブストーリではなく、
前述のあらすじをなぞりながらも
音楽のもつ、
美しさや、心情を代弁する力
人が前に進もうする時の出発点となりうる
こと
そうしたことを教えてくれたように思います。

そして
人と人の愛情とは、
その人の行いによって
いくらでも高尚になりうる

というようにも思いました。

なんといいますか、
刹那の中に永遠がある
みたいなかんじですかね。

何いってんでしょうね、俺

ともあれ、
とてもいい映画です。
音楽好きではなくても、十分に楽しめます

だから、
ぜひとも、何度でも、ご覧くださいね☆


てなことで、

まとまりもへったくれもありませんでしたが…

最後までおつきあいくださいまして

ありがとうございます!
またお会いしましょう!


※1
同じダブリンを舞台とした「ザ・コミットメンツ」という映画でギタリスト役として出演している。
この「ザ・コミットメンツ」の最後が、ハンザート演じるギタリストがダブリンの路上でストリートミュージシャンとしてギターを弾く姿が描かれていて、実は本作は「ザ・コミットメンツ」の続きとして描かれているのではと言われ、監督と出演者はそれを否定していないそうです。
※2
主演のおふたり、劇中では男女として結ばれませんでしたが、実生活では結ばれまして、その後、お別れになられたそうです。
ま、そんなもんです。
※3
日本語としては「私が愛しているのはあなたよ」だそうです。
いくら映画の中とはいえ、おい、男!気づけよ!ってかんじです。
まぁ、それがいいんですけどね。
伝えたいけど、伝えない。
俳優ではないのに、これ以上はないという彼女の表情で、その揺れる心情が伝わります。
だから女性の方が大人なんですね、と思いました。
同じように何を言ったか謎な場面では、ソフィア・コッポラ監督作のロスト・イン・トランスレーションも挙げられますね。