先週参加させていただいた交流会「ATM会」で『未常識』という言葉を知りました。

この言葉、味わい深いので、当面「非常識でない常識」に使って見たいと思います。


今月12日(日)、秋葉原のヒラハタクリニックで癌の遺伝子治療のセミナーがありましたが、この話しも「未常識」の代表と思い、自分が理解できた所だけご紹介します。


今、癌治療の世界では、癌腫瘍が見つかったら「癌」と宣告して治療を開始し、保険金も下りるのが常識です。


が、細胞単位で見ることができる現在、腫瘍になって見つかるまで10年~30年も待つのはいかにも遅すぎます。


何でも、癌細胞は普通の細胞が突然変異したもので、健康体の我々でも皆持っているのだそうです。

我々は変異した細胞の数が少なく(密度が低く)、変異細胞をガードして働かなくする仕組みを持っているそうですが、変異細胞の数が急増する時点が要注意時期で、増えた癌細胞が動き出し、身体のどこかに固まってできるのが癌腫瘍ということです。


健康時の何億倍~何百億倍に増えて固まるのを待たないと「癌でない」なんて、恐い話しです。


癌細胞の突然変異を検知し、その密度を測定することによって、癌になる前に早期発見して治療を開始できるのが、同クリニックの革命的な所です。


癌細胞の変異パターンを患者毎に検知し、それに合った薬を作って投薬するので、通院でカタがつくそうです。

癌を切らずに、身体に負担をかけずに治せるので、重傷でも来院される患者さんが居るそうです。


1回の治療は3ヶ月だそうですが、何と末期癌の患者でも30%の方は快方に向かうそうです。

お話しでは、末期癌の場合は今の3大治療法(外科、放射線、抗ガン剤治療)との組合せで使えば良いとのことでした。


腫瘍が見つかっても転移が認められない患者は、高率で完治するとのことです(数値は確認後、提示します)。


又、転移し易い乳癌をきれいに治せるので、胸を切らずに治したい女性の皆さんに朗報です。


この治療法の問題は、腫瘍になる前(癌腫瘍の発見前)に治療を開始できるのですが、この場合はまだ癌保険の対象にならないことです。

今後の保険業界の変化に注目したい所です。

何と言っても、軽いうちに安価で治せるのですから。


もう一つの問題は、変異パターンが個人毎に違うので、他人の薬を回せないことでしょうか。

当然と言えば当然ですが、産業界のような効率化を求める世界ではないようです。


遺伝子測定が一般的になれば、癌もコレステロールのように、『癌細胞の密度が基準値XXを超えたら要治療』にできますね。

ご自身や近しい方の癌でお悩みの皆様、遺伝子治療の研究と検討をお薦めします。


 引越しによるドタバタで中断しましたが、今日からBLOG再開です。


この半月、暑さにめげようとする心を励ましながら、色々と考えました。

何を?


ビジネスを軌道に乗せる方策を。

誰の?


自分のビジネスも当然ですが、お客様のビジネスも、です。


誰でも同じと思いますが、自分のことが一番判らない。

特に私のように経験が長くなると、ひとのことを考える方が楽だし、やりがいがあります。


以前も少し書きましたが、この1年、ガソリンスタンド会社をサポートして一応の成果を出しました。


原油高止まりの今、「ガソリンスタンドは儲からない」が定説です。


しかし、やり方によっては「ガソリンスタンドでも儲かるようになる」のが私の体験です。

キーワードは「情報の活用」です。



情報が活用できると、何故ガソリンスタンドでも儲かるようになるのでしょうか?

鍵はガソリンスタンドの顧客ベースです。


ガソリンスタンドは粗利さえ低いものの、お客様、それもリピート客の数がすごく多いのです。

これを上手に利用してお客様の情報を確保し、事業多角化によって他の商品やサービスを売ることができれば、会社として黒字になる、ということです。


勿論、個人情報保護法等、注意点もたくさんあり、単純には行きません。

特に組織で動くのが前提の会社業務は、関係者の納得と行動が伴わなければならないので、

社内の準備、トレーニングを綿密にやる必要があります。


その上で情報を効果的に流通する仕組みを作ると、ガソリンスタンドのリピート客の情報を

営業部門で活用しながら、効果的な営業活動ができるようになるのです。


事業が複数あって営業部門も複数になる場合でも、システムを使えば綺麗に情報の交通整理ができます。


交通整理をしないと、1人の顧客に複数の営業がアクセスし、「この間もオタクの誰かが来たよ。くどいな。」と言われてマイナス効果になるので、ご注意を。

今回の事例はガソリンスタンドでしたが、他にも、流通業等で景気の影響を受けている業種・業態が多く見られます。

「士業」ではない人間の、実務効果一点張りの『未常識』な話しに乗って見たい方はご連絡下さい。


有限会社メタ・インテリジェンス

代表取締役 佐藤宏喜

 102-0072東京都千代田区飯田橋3-6-7-405

info@meta-intel.co.jp

Tel. 03-6674-2308   Fax. 020-4623-5162

http://www.meta-intel.co.jp



英国の小説の翻訳について、今回は「Surveyer」をご紹介します。


これも現地を知らないと訳すことはできません。

直訳の「調査員」では小説の筋が通らなくなります。


今はGoogle Mapで世界中の航空写真(衛星写真)を見ることができます。

ロンドンの住宅街を空から見ると、あることに気がつかれるでしょう。


家の造りが街毎に均一なのです。


道に面して前庭があり、続いて建物があって、その奥に大きな裏庭が続く構造です。

しかも、建物が街単位で同じ外見、同じ大きさに統一されています。

角の家だけレイアウトが違うこともありますが、統一がとれていることに例外はありません。


ショパンを弾きたいITコンサルのブログ-ロンドンの家並み
 (ロンドン西北部、Kentonの家並み、 Google mapより)


自己中心で我儘な英国人が、こんな画一化された住宅を受け入れていることが不思議に思われるかも知れませんが、彼らは自己中心だからこそ、「相互の約束を大事にする」民族のようです。


家の外観を壊さない、 歩道を完備した上で「車道は車優先」にする、 道の真ん中に分離帯と歩行者の安全確保を目的とした「島」を確保する、 歩行者は自己責任で車道を横断する、 5歳未満の子供は1人で外に出さない、・・・


(寄り道ですが、お笑い芸人の「赤信号、皆で渡れば怖くない」は、英国では「赤信号、自己責任で渡るべし」で真面目に通用します。警察官も普通にそうしています。)


話しを元に戻すと、家の外観を壊さないルールなので、家の改築と言えば全て内装工事です。

中には「日曜大工」として、自分で買った家を自分で綺麗に内装する人も居ます。


改装の目的は、当然住み易くするためもありますが、本当の目的は・・・


自分で家の内装をする人の大きな目的は、転売時の価格を上げるためなのです。

「家の外観を壊さない」ことからもお分かりの通り、英国の住宅市場は殆どが中古住宅です。


その価格を決定するために、土台や柱の構造を確認し、内装の良し悪しを評価する職業が出てくるのですが、

この職業が「Surveyer」なのです。


従って、「Surveyer」は決して「調査員」ではなく、「不動産鑑定士」です。


ロンドン近郊に住む若い夫婦は、例えば1,500万円で買った家を、「Surveyer」に2,000万円と評価してもらって1,800万円で売るのを楽しみにしてせっせと内装に励みます。


こうやって5軒長屋(タウンハウス)からスタートし、改装と転売を繰り返して、2軒長屋(準戸建住宅)、そして一戸建(ディタッチト・ハウス)を手にして悠々と庭弄りをするのが彼らの処世術です。


D.I.Y. (Do it yourself.)は本当に趣味と実益を兼ねており、その支えになるのが「Surveyer」という仕事です。


「所変われば、訳変わる」です。