これもまた備忘のため




16歳 親と子のあいだには (岩波ジュニア新書)/岩波書店

¥842
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平田オリザ、なんでもいいから読んでみようと思って、

図書館に行って、聞いてみたら

これを出してきた。

オリザの著作じゃないじゃーん。

でも読んでしまいました。

それぞれの有名な方に

16歳の時、親とはどんな関係性だったのか

依頼をして、書いてもらって

集めた本です。

一番おもしろかったのは、

冒頭の角田光代さん。

とにかく大人と腹を割った話がしたかった、と

当時の日記に書いてある、ということでした。

あとは、オリザ氏本人の、

高校で世界一周を自転車でした話ですかね。

本当にオリザの本、図書館に入っていないのであれば、

有名なやつ、一冊いれてもらってもよいのではないか、と

思った次第。



受験国語が君を救う! (14歳の世渡り術)/河出書房新社

¥1,296
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そんなにおもしろいと思いませんでした。

国語の問題を解くノウハウが書かれている感じです。

この著者のほかの著作と大変似てました。

ただ、良問、と言われた神奈川県の高校入試は、

うれしいんじゃないだろうか。



獣の奏者 外伝 刹那/講談社

¥1,620
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すばらしい。

全く期待を裏切りません。

なんだろう、この、

世界がリアルに立ち上ってくる感覚。

獣の奏者の外伝なんですけど、

始めの話がエリンの出産から、

夫であるイアルの回想、という流れで、

これが、エリンのお産が

ものすごく苦しそうで、

出産を経験した身としては、

たいへんだーーーと

叫びたくなります。

早期胎盤剥離ですよ。

これ、現在だって、

出血性ショックで亡くなる可能性がありますよ。

なんだって、そんなふうに

描いたんですかね。

しかし、描かれている内容は

本当に力量のある作家さんらしく

濃くて、生身の人間を感じさせるものになっております。

すばらしい。

もう一回言ってしまいますよ。