彼の言葉の贈り物


今年のGW後半は自宅にいることにした

午前は仕事が入ったから。

こんなとき

部屋の片付けでもすればよいのだが

やはり何もしたくないのだった

せめて本だけでも読もうと思う

やっと読んだ

「津波と原発」

津波と原発/佐野 眞一

¥1,575
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最後の部分がなかなか読んでる時間がなかったんだけど

整形外科で待っている間に

細切れでちまちま読んで

読了

なぜ原発が福島に設置されることになったのか

それが後半部分の大きなところでした

いけいけどんどんの時代、

日本の明るい未来が信じられていた時代性に乗っかって

炭鉱跡の何も産業がなかった土地に

原発は建てられて

原子力の平和利用、そして完全に安全という

お題目で世の中を丸め込んだ

でももう、40年経って

原発の時代は終わったんじゃないか、という論旨。

もう、研究自体も行われなくなってきていて

リスクの方が大きいことが分かってきている

いまさら原発からのエネルギー供給は

やめられなくなってしまっているところに

起きた地震。

現地の人は、地震の際、

原発が危険だと思わなかったと語る

「完全に安全」とずっと言われ続けてきたから・・・

原発推進は国策。

自分の手の及ばないところで行われていることに関しては

思考停止になってしまうのはすごくよく分かる

自分がもし、原発が立地してるところで住んでいたら

やっばりそんなものだろう、と思っていただろう

まずは、現場を知ること。

知ろうといること。

自分はどういう立ち位置にいるのか、

行こうとするのか自覚すること。

アクションすること。

ただ、電気を享受するだけから

変わらなくちゃいけないのかもしれない

「火天の城」も引き続き読んでいます。