毎月、人間学を学ぶ月刊誌「致知」を購読しています。今月の巻頭の言葉にアサヒビ-ル名誉顧問の中條 高徳氏の記事に大変、共感を覚えました。
現在、日本は自分さえよければ他を一切、顧みない風潮が支配しているそうです。自分さえよければと利己的に事業をすれば、ライブドアのホリエモン、村上ファンドの村上氏のように墓穴を掘ることになってしまう。
中條 高徳氏がアサヒビ-ルがどん底の時、営業本部長を命ぜられ、自信を失いがちな社員に語りかけた「相手を立てれば蔵が建つ」十か条という文章を読んで、会社の経営者、そこで働く社員の方々にもこの十か条を知っていただきたいと思いましたので、下記にご紹介いたします。
一、「愛」は人を立てる最高のもの
ニ、「礼」は人を助け身を助ける
三、約束を守れ
四、叱られ上手になれ。負けるが勝ち
五、相手にとって気の重い仕事こそ、気軽に引き受けろ
六、「お世辞」に心が通うかは「真顔」で決まる
七、教えられたことはすぐ実行せよ
八、先手必勝
九、人を立てるのがうまい人は、「時間の我慢」「好みの我慢」を知っている
十、相手の気分をよくさせることが相手を立てる第一歩
佐藤一斎先生も『言志後録』で「春風を以って人に接し、秋霜を以って自ら粛しむ」と説いていらっしゃるそうで、自分には厳しく、他人には春風を以って接して相手を立てることが肝要であるということです。
最近、企業の不祥事が大変、多いですが、利益を追求することのみを最優先し、その為であれば他に迷惑をかけても平気な経営者が多いからだと思います。しかし、このようなことをしていれば、企業が永続発展していくことは決して無いと思います。
一人でも多くの経営者がこのように相手を立てる相手にまず、得をさせる経営姿勢になって欲しいものだと思います。