1月20日15時から17時まで、第8回人間学勉強会を開催しました。今回のテ-マは、「君子とは何か」です。



論語が目指す人物像というのは「君子」というものです。この君子に対するものが小人であるそうです。君子か小人を選別する基準となるものが、第一には徳があるかどうかで、又、義があるかどうかだそうです。



私の利より義を重んじる人を君子と言い、利の方を重視する方を小人と言います。又、他人のことを先に考える人と、自分のことを先に考える人があり、公のことを考えて私の方は後で考えるのが君子、私を先に考えるのが小人です。



松下 幸之助は、君子型実業家であり、義を非常に重んじたそうです。実業家ですから、徳や義だけでは、経営は出来ませんが、利だけの経営者は魅力が感じられません。

道徳と才能のバランスがとれるのが大切だということです。



「才」には、僅かという意味があり、人生にとっては大切なものであるけれども僅かなる存在です。財産の「財」という字にも才いう字がついており、それは大きなものであるが、人生においては僅かなものです。



孔子は、人間学と時務学の2つを教えており、人間学により徳性を大いに育てていきます。そして、社会的には道徳とか習慣とかいうものを身につけていくための学問です。それに対して時務学とは、知識、技術である礼・楽・射・御・書・数というものです。




最後に松下 幸之助の『一日一語』のホ-ムペ-ジで、「精神大国を目指して」という文章が紹介されておりましたが、この文章にはとても感銘を受けました。



下記に紹介したいと思います。



今日、わが国は経済大国と言われるまでになりましたが、人々の心の面、精神面を高めるということについては、とかくなおざりにしがちだったように思います。


これからは経済面の充実とあわせて、お互い国民の道義道徳心、良識を高め、明るく生き生き日々の仕事に励みつつ、自他ともに生かしあう共同生活をつくりあげていく。


あわせて日本だけでなく海外の人々と、ひいては人類相互のための奉仕、貢献ができる豊かな精神に根ざして国家国民の姿を築きあげていく。


そのような精神大国、道徳大国とでも呼べる方向をめざして進むことが、今日、国内的にも対外的にも、きわめて肝要ではないかと思います