紋別の朝に。 | 流浪人のココロ ~season3~

流浪人のココロ ~season3~

札幌在住の銀行員兼自称現役ラガーマン。

ポジションは3列と1級FP技能士。

場所をかえながら流浪の旅は続く。




5時半ともなれば、空は明るくなってくる。

昨日は、紋別。お客様のところに2件訪問し、

その後、セミナーの講師→来賓として会合に出席。


20代の頃から知っている先輩職員から、帰りがけに言われた。


俺はいつの時代を生きていけばいいのだろう。



美味しい日本酒を山ほど飲み、ホテルに着いたのは23時。

温泉を諦め、24時頃眠りについた。


2時半頃目が覚め、二度寝をし、

3時半頃また目が覚め、三度寝は諦めた。


ホテルの窓から見える景色は、

書き始めよりも格段に明るくなり、実はこの瞬間が結構好きだったりする。

いつか見た切なさの混じる朝焼けを、

なんでこの人はここにいないんだろうと、理不尽を思う風景を

懐かしく思いながら。



ヒトの心がわからない2人。ジャンルが違えど大差はない。

そんな奴らを迷惑とも思わず(思っていたのかも知れないが)

彼は変わらず、いや今まで以上に奮起していた。

最後にこぼした涙は、

言葉にできない悔しさと、

認めてもらえた素直な嬉しさが、

入り混じったものだったのかも知れない



本当に、感謝です。


4月からまたオールドルーキー。

その温もりを忘れるな。





朝風呂。

露天風呂で米寿のじいちゃんに話しかけられた。

家族と福島から来たらしい。

脱衣所でもまた声をかけられる。

露天風呂と同じで「どちらから来られたんですか?」


いつの時代を生きていけば、いいのだろうの答えがここにあった。


いつまでも若く格好良くいようという欲求は

今も失っていないが、

重ねてきた重みや年輪みたいなものも武器にすべきなんだろう。

「昔の元気が無くなったね」と言われて

思うところがあったのは事実だけれど、

20代の頃の若々しさがそのままであっても

それはそれでイタい奴だし、

あのお爺さんに2度声かけられて、

それでも気持ちよく話すことなど昔は出来なかった。



一番寂しいのは、行ったことを忘れる事なんです。無駄な事をしているんじゃないかって。


いいんじゃないですか、それで。人生なんて無駄ばかりです。今が楽しいと思えればそれが一番の幸せなんだと思いますよ。


そう言っていただけると救われます。嬉しいです。


いつまでも、良い旅を。