



「ウワサの保護者会 わが子がいじめの傍観者だったら」っていうの視たんだ。
俺はテレビ視ないテレビ視ないって言ってるけど、こういうのは視るんですよ。特番とかね、単発ものあるじゃないですか。警視庁24時とか、犯人を追え!とか。そういうのは。
俺の生徒時代と言えば、いじめはあったんだと思いますよ。現に俺自身がいじめの当事者だったからね。
小学生の時は、不細工な女子とキスさせられたし、中学の時は、柔道経験のあるやつに投げ技をかけられたり、ノートにあああああとか落書きされたり、上履きを隠されたり、シャーペンの芯をバラバラにされたり、教科書を破られたりしたな。高校の時は、極真空手8級のやつにサンドバッグにされたこともあった。これは1日だけだったけども。
逆にいじめてたこともあるしね。小学校の時は、汚い女子にエンガチョなんて言って避けたり、中学の時は、ちょっと男前の男子に嫉妬してちょっかい出したりしたことがあった。だけど俺がいじめる側に回ったのは、1ヶ月とか、そんぐらいだったな。
だけど、俺がいじめたのは、すぐ親にばれて、いじめた相手の家に連れてかれて、謝らされたもんだよ。俺の親はめちゃくちゃ厳しかったからね。
俺がいじめられてた時だって、友だちで「佐藤、お前剣道やってんだからあんなやつぶっ飛ばしてやれよ」って言ってくれるやつがいたしね。
でも俺は、優しい人間に育てられたから、そんなことはどんなに逆立ちしてもできなかったね。俺は小2から地元の剣道場に通ってたから、すでに初段取ってたけどさ。腕相撲でも負けたことなかったし。俺が竹刀や木刀なんか振り回したら、柔道小僧も空手小僧も袈裟斬りで真っ二つだっただろうけど、そもそも、そんなことするために剣道やってた訳じゃないし、そんなことのために柔道も空手もある訳じゃないだろう。どうも、柔道とか空手やってるやつは躾がなってないやつが多すぎる。
まあ、親たちの呑気なことね。
尾木ママが、「命に関わることですから」なんて言ってたけど、命に関わるんだったら、もっと血相変えて何とかせにゃあかんのとちゃうんかい。
俺のお袋はすんげえ厳しかったけど、テレビに出てる親どもは弱くて弱くて。蚤の心臓みたいなのばっかでさ。
傍観者も加害者なんだなんて言ってたけど、生徒だけの問題じゃなくて、自分の子どもすら統御できないこの親たちも結局加害者じゃん。
「ノリで」とか「流されて」とか「いじめに口出ししたら今度は自分がいじめられる」とか、「自分がいじめを止められなかったから、わが子にも強く言えない」なんて言うんだけど、できない言い訳ばっかね。
いじめ、いじめって言うけどさ、こんなにいじめが社会問題になってきたのって、親が子どもに理解を示しはじめて、威厳を失ってきたのと重なってんじゃないのかよ。
大体、命に関わる問題なら、こんな風に茶飲み話してる場合ちゃうやろ。
俺は結婚もしなかったし子どもももうけなかったけど、相変わらず、子どもを育てる資格のないやつが親になってんだなってね。
はっきり言って、あんなのは、親でもなんでもなくて、ただの大きな人間だよ。
親になるならね、俺のお袋みたいにならないでどうすんの。
親っていうのは、絶対的な権力者でなければならないんじゃないのかな。
ものわかりのいい親なんて、なんの意味もないだろ。
「命に関わる問題」ならね、親は子どもにどうすべきかっていったら、威厳をもって「他の子をいじめるんじゃないぞ」「いじめられたらすぐに言いなさい」「いじめを見たら必ず助けてやれよ」ってしつけることだよ。
それができないのは、子どもが親に似てるだけのことじゃないか。
出演してた親の一人が、「(怖いから)正義感を振りかざすようなことはさせられない」「救世主になれとは言えない」なんて言ってたけどさ、そんなだからダメなんじゃん。弱すぎるだろ。親が弱いから子どもも弱いんだ。
「おまえが救世主になりなさい」ぐらい言えないでどうすんじゃい。
命に関わる問題なんじゃなかったんかいな。
命に関わる問題、命に関わる問題って、全然、切迫感なし。
お前らの「命」って、そんなに軽いもんなのかよ。
うつむいてる暇なんかあらへんで。
いじめを止められる、それぐらいたくましい子どもを育てるんだよ。
それが親の仕事ちゃうんけ。