







人間は、神秘に満ちてるわけですよ。
母親の胎内に命が誕生するね。
で、生まれて、病気にかかって、老いて、死ぬ。
なんで生まれるのか、なんで病気になるのか、なんで老いるのか、なんで死ぬのか。「生まれる」とは、どういうことなのか、「老いる」とはどういうことなのか、「病気になる」とはどういうことなのか、「死ぬ」とはどういうことなのか。
この、「生老病死」すら、現代科学の粋をもってしても、わからない。わからないくせに、「神はいない」などとほざく。
今、厳しい言い方をしたのは自分でもわかっている。
だけど、「ほざく」なんですよ、ほんとにね。
「なにほざいてやがる」っていうことです。
だって、「この世のことも満足にわからないで、あの世のことがわかるわけがないじゃないか」って言うんですよ。
「生老病死」なんて、「目の前のこと」ですよ。日々、目にしていることです。それなのに、人間は、まだ「目の前のこと」も、満足に解明できない。
そんなやつが、「神などいるわけがない」などとほざく。
これは、科学的な態度でもなんでもなくて、「逆信仰」と言ってもいいんじゃないかと思う。
どんな信仰かというと、「科学で解明できないことは存在しないんだ」っていう信仰ですよ。
じゃあ、何が最も科学的かって言ったら、「まだどちらとも言えません」という人でしょう。これが一番科学的なんだ。
俺は、「神は絶対いる」と信じてる人間だけど、信じるには信じるだけの根拠ってものがあるからだ。
俺が、神や霊や霊界を信じているのは、帰納的に、そうなるからだよ。
帰納というのは、簡単に言えば、刑事が、状況証拠で犯人を追い詰めるだろう?「これだけの証拠が揃っているから、犯人はお前以外考えられない」と。
世界には、神や霊や霊界の存在を裏付ける証拠がありすぎるぐらいあるんだよ。これを見てね、否定はできない。
そりゃあ俺だって、心霊写真や心霊動画が全部本物だとは思わないよ。大部分がやらせの可能性があると思うさ。面白半分のやつはいっぱいいるからね。だけど、「これ」がそうだからって、「あれ」もそうだということではないからね。「心霊写真はやらせか否か」じゃないから。何千万枚とある心霊写真のなかで、1枚でも本物があれば、「ない」という前提は崩れるんだよ。たとえば、1,000万枚のうち、999万枚までがやらせだったとしても、最後の1枚が本物だったら、「霊魂はある」ということになるんですよ。本物は1枚あればいいんです。あとは全部偽物でもね。「心霊写真が全部偽物である可能性はどれぐらいだろうか」と考えて、そんな可能性はゼロと言えるんですな。
神もおらず、霊も存在しないなら、人間は単なるからくり人形と同じであり、機械ということだから、そうなると、いろんなことが説明できなくなってくるんですよ。
たとえば、指紋は一生変わらないのに、手相は変わるとはどういうことなのか、「勘が当たる」とはどういうことなのか、「忘れる」とはどういうことなのか、「機械が老いる」とはどういうことなのか、「機械が死ぬ」とはどういうことなのか、ね。
この説明は難しいですよ。
なぜ、指紋は一生変わらないのに、手相は変わるんですか?ここになにか意味があるんでしょうか。ずいぶん凝ったロボットですね。ロボットの「勘」てなんですか。ロボットなら、「イエス」か「ノー」じゃないんですか。なぜ人間は忘れるんですか。「忘れるロボット」なんてすごいですよね。全部覚えていたらいけないんですか。テープレコーダーに録音したら、半永久的に忘れませんよね。なんで人間はわざわ忘れたりするんでしょうか。ロボットが老いるとか死ぬって、どういうことなんでしょうか。腰が曲がって、筋肉が落ちて、皺が刻まれていくロボットって、すごいですよね。すごい精密なロボットです。なぜ、ロボットが死ぬんでしょうか。ロボットは永遠に不滅でいいんじゃないんでしょうか。
考えてみれば、「死ぬロボット」って、すごいですよ。人間が、みんな70年か80年ぐらいで死ぬようになっているというのは、これはある意味驚異ですよ。
なんでこうなっているのかね。なんで、昨日まで動いてたロボットが、今朝停止してしまうのか。なんで、人間は車にはねられただけで死んでしまうのか。なんで、出血多量で死んでしまうのか。血が出たら、出ただけ入れればいいんじゃないのか、なぜ、人間は、バラバラになったら死ぬのか、バラバラになっても、また元通りくっ付ければ生き返らなきゃおかしいんじゃないのか、なぜたったこれだけのことで死んでしまうのか。これを説明できる大科学者がどっかにいるんでしょうか。
ぜひ、科学の権威をもって、説明してほしい。
だから、俺は、誰でもいいから、俺が信じてることを、ひっくり返せるもんならひっくり返してほしいんですよ。
「神も霊も存在しない」と言い切るなら、それができると思うんですがね。