みんなも見たかも知れないけど、生活必需品以外に、被災地の人たちがすごく喜ぶのは、雑誌なんだってさ。(うん、文体がやさしくなってる)
女性にはファッション誌が喜ばれるとか。みすぼらしい身なりになるからそれで創造力をふくらませて安らぐらしい。
「生きるか死ぬかの極限状態でそんな贅沢な」という向きもあるかも知れないけど、被災者だって人間としての尊厳があるんですよ。
尊厳を忘れろというのは乱暴すぎるんです。人間はガソリンを入れておけば走る車じゃない。
だから、タレントや文化人などはここにも活躍の場があると言える。
それから、被災というと、とかく「心のケア」ばかりが叫ばれる。
なにかと言えば「心のケア」。二言目には「心のケア」。なにはなくとも「心のケア」。心のケアの花盛りになる。
だけど、「あちこちから、いろんなNPOがやってくるけど、どいつもこいつも心のケア、心のケアってうるさいんだよ。俺たちはもう、心のケアと聞いただけで鬱になりそうになる」という被災者の声があるということを忘れてはならないでしょう。
「余ってるから持っていきなさい」と持たせられるものほど、用いようがなく迷惑だったりもします。とかく、プレゼントというものは、相手のことが考えられていないものです。プレゼントとは、処分に困っていたものをあげることでもないし、厄介払いをすることでもないはずですが、慶弔事でもらうものも、皿だとか引き出しのこやしになるばかりで身につかないものが多いはずです。
人というのは、基本的に誰かの世話になりっぱなしとか、面倒をかけたり、もらってばかりとか、おんぶにだっこになるのはいやなものです。
だから仏教でいうところの中道、儒教でいうところの中庸を心がけなければならない。やり過ぎはいけないということです。
自己満足にならないように、知恵をもって与えたいですね。