今年の夏にAmazonで買っていた映画「神田川」をまだまともに観ていなかった。

何しろ主演が草刈正雄と関根恵子だから、そこから違っていた。

「買っておけばよし」というものだった。

今日はじめてまともに観て、やはりヒット曲「神田川」とはほぼ99%関係なかった。

そもそも唄「神田川」は73年秋にヒット、映画「神田川」は74年春の作品だ。

思うに、唄のヒットに便乗して急ごしらえで作ったものと思われる。

唄「神田川」は、作詞者喜多條忠の大学時代の思い出である。

唄の主な情景は「三畳一間の小さな下宿」、「横丁の風呂屋」、「似顔絵」で、これがなかったら「神田川」ではないのだが、映画には「三畳一間の小さな下宿」しか出てこない。

唄「神田川」では、忠と恋人(みち子)は、実際は大学の2年と1年の先輩後輩の関係なのに、映画ではみち子は忠より年上で、勤めている設定になっている。

喜多條忠は、全共闘の闘士で成田闘争に毎日のように行っていたのに、人形劇サークルのメンバーの設定になっている。

オレとしては、喜多條忠にちゃんと話を聞いて、「神田川」誕生の背景に忠実に映画化されててほしかったんだが、主人公は横丁の風呂屋にも行かず、似顔絵も描かない、完全に「神田川を主題歌として挿入しただけのまったくの別物」だった。

それは、南こうせつの「イメージと違う」というコメントを知ってからうすうす気づいてはいたが、「神田川の時代の記録が垣間見れればいいか」という程度で買っておこうと思ったのだった。

撮影は喜多條忠と池間みち子が実際に住んでいた下宿でロケをしたと言うし、日本でワースト2の汚さだったという神田川も見てみたかった。

唄「神田川」は、オレの中でベスト10には入っている名曲だから、「神田川」の背景は調べまくっていて、「神田川」にまつわる裏話ならほぼ知っていると自負している。「神田川」名跡めぐりも2009年にできている。

写真とエンディングをアップしておいたが、エンディングはテレビ録画したものではなく、画面をタブレットで撮ったものだから、ちょっと見苦しいかも知れないが。

それから、「神田川」の恋人像は、オレとしては、「神田川」のタイトルで描かれたイラストのような薄幸の美女だった。

草刈正雄と関根恵子ではあまりにもハイカラだ。


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