東武小泉線西小泉駅に接続し、利根川河畔の仙石河岸駅まで伸びていた貨物線。1976年廃止。
探索日:2018年9月17日
東武小泉線西小泉駅。
毎時2本の普通列車だけが発着する閑静な駅。
貨物時代の様子をうかがわせる広い構内ヤード。
西小泉駅から南側に伸びてゆく線路跡は、その大部分が現在“いずみ緑道”として整備されている。
区画ごとにテーマ設定がされているようだ。
真っ直ぐに伸びる緑道。
親水公園のような造りになっているが、節水のためなのか水は全く流れていない。
当時のコンクリート柵もそのまま使われている。
右手に見えるのは三洋電機東京製作所。
工場敷地に沿いながら、緑道は南下してゆく。
住宅地図を見ると全体の線形が良く見て取れる。
線路跡は次第に右へカーブしてゆく。
脇を見ると、東武の境界杭が残っていた。
今度は左に曲がってゆく。
倒れていて一見分からなかったが、先程と同様東武の境界杭。
左の構造物は、緑道が県道をオーバーパスするためのアプローチ。
県道314号古戸館林線と交差する。
終点の運動公園が見えてきた。
いずみ総合公園。この辺りに仙石河岸駅が広がっていた。
公園には野球場やサッカー場も併設され、子ども達の賑やかな声が響く。
以下2枚、2016年11月3日撮影。
野球場の裏手に残された1本のコンクリート橋脚。
東武熊谷線の妻沼駅までを結ぶ計画があった当時の名残りで、橋脚は作られたものの、線路を敷設するには至らず未成線となってしまった。
《東武熊谷線に関して以前書いた記事》
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昭和51年頃まで河川敷内には多数の橋脚が残されていたようだが、現在は先述の1つを残して全て撤去されてしまった。
以上で今回の探索は終了です。今回の廃線は緑道として綺麗に整備されているために歩きやすく、30分程度でサクッと巡れるものでした西小泉に行かれる機会は中々無いとは思いますが、近くにお立ち寄りの際は、皆さんも是非足を延ばしてみてはいかがでしょうか?
それでは!
〇おおいずみまち ウォーキングマップ 『幻の路線』探訪コース(PDF)|大泉町教育委員会 生涯学習課
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〇みちくさ写真帖 vol.37 「廃線跡にいらっしゃい」(PDF)|マンスリーとーぶ 2020年5月号
マンスリーとーぶ(※東武鉄道の広報誌)内にて、いずみ緑道が取り上げられています。
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【廃線探索ナンバリング №47】