JR横浜線矢部駅付近から分岐し、在日陸軍相模総合補給廠まで伸びていた専用線。

1979年廃止。

 

探索日:2018年7月15日

 

JR横浜線矢部駅南口。

 

矢部駅から数十メートル横浜側に来た地点。

ビルの間の小道を進んでゆくと、10メートル程度の線路が残っていた。

当時、補給廠の南側には横浜線に沿って貨物ヤードが広がっており、この先に横浜側の分岐点があったのだろう。

 

所変わって、矢部駅の北西。道路に踏切跡が残っている。

フェンスの向こう側がかつての貨物ヤードであるが、現在米軍のコンテナ置き場になっている。

踏切から手前側はマンションとして再開発されており、線路跡は一旦途切れる。

 

マンションを挟んで少し進むと、細長い砂利敷きの用地が現れる。

車止めから奥は特にこれといって使われている様子はない。

 

県営上矢部団地を左手に望みながら、廃線跡は補給廠へ向かって北上してゆく。

 

線路自体は残っているようだが、地面の下に埋まっている箇所が多い。

 

ブツ切り線路。

 

所々ではあるが、枕木・バラストが露頭している場所もある。

 

 

勝手踏切。団地にお住まいの方が作ったのだろうか。

 

補給廠との境界までやって来た。基地内にも路盤の痕跡が確認できたが、パシャパシャと写真を撮るわけにもいかず、素早く退散する。

目視で見た限りでは、基地内の線路は撤去されていた。

 

有刺鉄線の向こうは米国。

 

ひまわり

 

付近の上矢部公園にあった陸軍造兵廠跡の石碑。

相模総合補給廠は、1938年に開設された前身となる相模兵器製造所に端を発するそうだ。

戦後、米軍に接収され今に至る。

 

以上で今回の探索は終了です。今回の廃線然り、相模大塚の引込線や瑞穂埠頭専用線など、米軍関係の廃線は良い状態で残っていることが多い印象ですニコ大抵の場合は撮影禁止の旨が掲出されていますが、くれぐれも基地内には執拗にカメラを向けないよう注意してくださいにやり

皆さんも是非足を運んでみてはいかがでしょうか?

それでは!

 

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【廃線探索ナンバリング №46】

 

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