東急東横線東白楽~横浜間にある旧線、及び横浜~桜木町の廃止区間。

2004年1月30日、みなとみらい線開業に伴い東白楽~横浜間が地下化され、横浜~桜木町間が廃止された。

 

探索日:2018年6月3日

 

東白楽駅から数百メートル横浜側に来た場所。

奥が渋谷方面。

 

この地点から東横線は地下にもぐり始める。

 

ここから先、横浜駅の手前まで地上線の跡地は緑道として整備されている。

 

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“東横フラワー緑道”という愛称が付けられているようだ。

 

細長く伸びた緑道が続く。

 

線路を模したモニュメント。

数十メートルおきに通気口が地面から生えている。耳を澄ますと、轟音を立てて走ってゆく電車の音が聞こえた。

 

 

反町駅。

現在は完全に地下化されてしまった。

 

当時の橋桁がそのまま歩道橋として使われている。

 

遊歩道は緩やかに左へカーブしながら横浜駅を目指す。

 

当時はこの辺りに反町駅のホームがあった。

 

高島山トンネル 反町側坑口。

 

内部には照明が設置されており、十分明るい。

 

補強工事をした際の銘板。廃止になってから4年のブランクを経て整備されたようだ。

 

高島山トンネル 横浜側坑口。

 

右にカーブを描く線形。もうすぐ横浜駅。

 

再開発に沸く高層ビル群が遠景に見える。

 

反町方面を振り返って一枚。

 

ここから先の横浜駅周辺は再開発関連の工事が行われており、立ち入ることは出来なかった。

 

 

続いて横浜~桜木町の廃止区間です。

 

横浜駅のすぐ北側。

JR線のホームを跨いだ先に、当時の高架が残っている。後ろに見えるのは相鉄ジョイナス。

 

帷子(かたびら)川を渡る。

 

京急線との立体交差。

現役線路の上を通っているが、強度的には問題ないようだ。

 

 

手前が東横線の廃線跡。奥に京浜東北線が並走している。

 

連なる橋脚。

 

国道1号線の脇にある旧高島町駅。

 

駅構内には床のタイルや点字ブロックが残され、営業当時の雰囲気が感じられる。

 

旧高島町駅を過ぎると、線路跡は国道16号線と並走しながら南進してゆく。

 

高架下の歩道。何だか古代オリエントの神殿のよう。

 

紅葉坂交差点にかかっている下路アーチ橋。

 

同橋を上から撮った一枚。

バラスト等は撤去され、まっさらなコンクリート地が露わになっている。

当時はまだ整備中だったが、現在は遊歩道として橋を歩いて渡ることができる。

※一般の有料駐車場から撮影。以下二枚も同様。

 

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京浜東北線と並走している構図がよく分かる。

 

東横線旧桜木町駅跡を望む。

左はJRの桜木町駅。

 

 

高架の末端部までやって来た。

綺麗な駅前に、このどデカいコンクリート。若干の異質さは否めない。

 

JR東日本の桜木町駅。

みなとみらい線の開業当時は1日の乗車人員が5,000人程度減少したが、現在では以前とほぼ同じ値まで回復している。

 

以上で今回の探索は終了です。横浜というと新しくロープウェイが開業したニュースが記憶に新しいですよねニコ一緒に乗る“相手”が居ない私にとっては殆ど関係のない話ですが…にやり 桜木町駅の東口にロープウェイの乗り場があるみたいです。

横浜・みなとみらい方面に行かれる際は、少し手前の東白楽駅で下車して廃線跡を散策してみてはいかがでしょうか?

それでは!

 

〇乗りものニュース 東急東横線の廃線跡はどうなるのか 横浜~桜木町 廃止17年の姿と今後

 →こちら

 

〇東横東横線の跡地利用|横浜市

 →こちら

 

〇東横線跡地遊歩道活用実験|横浜市

 線路跡を活用したイベント等も行われています。

 →こちら

 

〇東横線跡地整備再開発 緑あふれる歩行空間へ(PDF)|プレシス横浜

 →こちら

 

〇みなとみらいLIFEドットコム ようやく開通した桜木町駅・東横線跡地の遊歩道に行ってみたけど利便性は微妙・・・ 

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〔関連動画〕

 

 

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【廃線探索ナンバリング №44】

 

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