東武東上線東松山~武蔵嵐山駅間にある旧線区間。1945年、陸軍松山飛行場(唐子飛行場)の開設に伴い経路変更を余儀なくされ、現在の位置になった。

 

探索日:2018年10月7日

 

東松山駅から1キロ程北に来たところ。旧線は、現行線を分かれて左へそれてゆく。

 

しばらくは線路跡が道路になっている。

 

東武の境界杭。

 

主要道路でもない割には不自然に広い道路幅。廃線跡らしさが感じられる。

 

道路はここで一旦途切れる。

 

県道47号線を挟んで、埼玉成恵会病院の北側。

この道路が線路跡。

 

 

道路は再びここで途切れてしまう。

この先は航空写真(こちら)を見てもらえば分かるが、町割りが周囲と異なっており、現在は東松山工業団地となっている。太平洋戦争末期この辺りに陸軍松山飛行場があった。とは言っても完成を見ずに終戦を迎えてしまったようだが。

次の痕跡を見るため少しワープ。

 

工業団地を挟んで反対側に来た。現在地はここ

 

道路が続く。

 

バッティングセンターの脇に枕木があったが、多分関係ないものだろう…

 

 

こんな細い路地にに線路を敷設できるはずもなく、あくまで境界線の名残り。当時の敷地はもっと右側まで浸食していたはずだ。

 

細い路地もここで途切れてしまう。

 

旧線はここを手前から奥に通っていたはずだが、国道254号線で跡形もない。

 

 

ローソン東松山バイパス店のところ。

看板が建っている三角地帯に注目。敷地の左端が不自然に斜めになっている。これが当時の線路境界か?

 

道路を挟んで反対側には、明らかに線路跡だと分かる道路が。

 

緩やかにカーブを描く。

 

東武の境界杭。

 

緑のトンネル。

 

 

林を抜けると住宅地が広がっているが、この辺りはここ10年で開発された地区。

 

地下通路の辺りで現行線と合流する。ちょっと行けば直ぐそこが武蔵嵐山駅。

 

以上で今回の探索は終了です。廃止されてからかなりの年月が経ってしまっているので、如実な遺構は見られませんでしたが、鉄道境界杭も全部で5・6本見受けられ、全線の大部分が道路になっているので初心者の方でも巡りやすいかと思いますニコ所要時間は自転車で1時間ちょっとでした。

皆さんも是非足を運んでみてはいかがでしょうか?

それでは!

 

〇東武東上線旧線(埼玉県/武蔵嵐山‐東松山)前編|廃線跡探訪記ブログ版

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〇歩鉄の達人 東武東上線旧線(東松山駅~武蔵嵐山駅)

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〇広報なめがわ 2013年8月号

 松山飛行場に関する記述が載っています。※PDFです。

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〇航空歴史館いしぶみ 旧陸軍松山飛行場跡

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【廃線探索ナンバリング №41】

 

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