日経平均83円安、押し目買いに底堅い=東京株式市場・25日後場 

 25日後場の日経平均株価は前日比83円69銭安の1万497円36銭と反落。
利益確定売りに1万500円を割り込んだが、押し目買い意欲の旺盛さから底堅く
推移した。上海総合指数などアジア株の急落に、日経平均も下げ幅を100円超に
拡大する場面もあったが、市場の反応は限られた。東証1部の出来高は18億52
48万株と連日の20億株割れ。売買代金は1兆3017億円。騰落銘柄数は値上
がり424銘柄、値下がり1125銘柄、変わらず146銘柄。

 中堅証券のマーケットアナリストは「前日300円超の急上昇に対して、きょう
の下げはあまりに小さい。円が1ドル=94円前後と強含みで推移している点から
みても、最近の相場には違和感を抱かざるを得ないが、日経平均が底堅いのは確か
だ。前週末の米7月中古住宅販売が予想以上に改善していたことから、今晩の米6
月S&P/ケース・シラー住宅価格指数を期待する動きもみられた。仮に同指数を
好感して今晩の米国が上昇すれば、いまの円高水準であっても、終値ベースの年初
来高値を更新してくる可能性がある」と指摘している。

 業種別では、ホンダ<7267.T>など自動車株が停滞。日本紙<3893.T>など製紙株の
一角にも売りが継続した。JT<2914.T>など食品株も下落。JFE<5411.T>など鉄
鋼株もさえない。三菱UFJ<8306.T>など銀行株も売られた。個別では、8月の既
存店売上高が減収となった西松屋チェーン<7545.T>が安い。ANA<9202.T>、JA
L<9205.T>なども軟調。ほか、ファーストリテ<9983.T>、セコム<9735.T>、ソフト
バンク<9984.T>なども売りが優勢となった。

 半面、商船三井<9104.T>など海運株は堅調。関西電<9503.T>、大阪ガス<9532.T>
など電力・ガス株もしっかり。シキボウ<3109.T>など繊維株も上昇した。個別では、
「短期資金が小型株にシフトする動き」(中堅証券)との見方もあり、戸田工<410
0.T>がストップ高、新神戸電<6934.T>が急上昇するなど小型株が高い。公的資金の
完済を発表したほくほく<8377.T>なども物色された。なお、東証業種別株価指数は、
全33業種中、27業種が下落した。

提供:モーニングスター社
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日経平均82円安、薄商いに先物主導=東京株式市場・25日前場

 25日前場の日経平均株価は前日比82円86銭安の1万498円19銭と反落。
今晩の米経済指標の発表を前に現物の商いが細るなか、先物主導で1万500円を
割り込んだ。押し目買いに下げ渋る場面もあったが、円高も重しとなり、戻りは鈍
かった。東証1部の出来高は8億6746万株。売買代金は6036億円。騰落銘
柄数は値上がり487銘柄、値下がり1016銘柄、変わらず177銘柄。

 明和証券・シニアマーケットアナリストの矢野正義氏は「日経平均が高値近辺に
あり、前日のような買い戻しは入りにくい。米経済指標、総選挙を前に様子見気分
が強いなか、円相場が1ドル=94円台前半と強含みで推移していることから上値
は試しにくく、1万500-1万600円では戻り売りに押されている。前週まで
は中国との関連で円高になった面はあるが、足元では日米金利の逆転が円高の一因
になっている。これが解消されない限り、円安の流れには大きな期待が持てず、輸
出関連株には引き続き重しになる」と指摘している。

 業種別では、NY原油価格の上昇で、日本紙<3893.T>など製紙株がさえない。円
の上昇基調に、アドバンテスト<6857.T>などハイテク株が売られ、トヨタ<7203.T>
など自動車株が軟調に推移した。ブリヂス<5108.T>などタイヤ株も下落した。鹿島
<1812.T>などゼネコン株にも安い銘柄が目立った。新日石<5001.T>など石油株も下
押した。個別では、ファーストリテ<9983.T>、セコム<9735.T>、NTTデータ<961
3.T>などに売りが先行した。

 半面、商船三井<9104.T>など海運株の一角はしっかり。関西電<9503.T>、東ガス
<9531.T>など電力・ガス株も堅調。三菱商<8058.T>など商社株も買いが優勢となっ
た。個別では、アブダビでNAS電池の大型受注を報じられたガイシ<5333.T>が新
高値。電気自動車開発の新会社に資本参入する主力大証のベネッセ<9783.OS> など
も物色された。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、28業種が下落した。