個別銘柄動向 7月29日(水) 提供:モーニングスター(株) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●8870 住友販売 3,950円 -250円 続落。 民主党の「両手取引の原則禁止」方針を受けた、収益悪化懸念が続いている。 民主党は27日に公表した政策集「INDEX2009」のなかで、住宅政策の一つと して、一つの業者が売り手と買い手の両方から手数料を取る両手取引を原則 禁止する方針を示した。不動産仲介業者が大幅な収益減に陥るとの見方があ る。一方、収益悪化懸念が過度であるとの向きも。メリルリンチ日本証券は 28日付で「民主党の不動産規制リスクは限定的に」というリポートを出した。 リポートのなかで、最悪シナリオとして両手取引禁止により不動産仲介各社 の利益が大幅に減少するリスクを挙げる一方、「実際の実現性は高くない」 として、短期に最悪シナリオを織り込んだ株価が、今後徐々に反発すると予 想。実現性が高くない要因として、両手取引禁止が政権公約であるマニフェ ストではなく、議論のたたき台の「INDEX」に記載されていることや、仮に 宅地建物取引業法を改正するとしても、施行まで2年以上先となるとみられ ることに加え、中古住宅取引の活性化策も平行して具体化し、影響は限定的 となる見通しであることなどを挙げている。 ●7751 キヤノン 3400円 +30円 反発。 28日に09年12月期の連結業績予想(米国会計基準)の修正を発表。営業利益 を従来予想の1800億円(前期比63.7%減)から1900億円(同61.7%減)に引き 上げたことを好感。売上高は3兆3300億円から3兆2000億円(前期比21.8%減) に下方修正。 ●8218 コメリ2545円 +90円 年初来高値更新。 28日に、10年3月期第1四半期の連結決算を発表。売上高が784億円(前年同 期比3.8%増)、営業利益が60億6400万円(同2.6%増)と増収増益を好感。通 期業績は、売上高2815億円(前期比1.4%増)、営業利益149億4000万円(同1 .5%増)を変更していない。 ●5486 日立金 908円 +56円 反発。 エレクトロ二クス向け、自動車向けの復調から、10年3月期第2四半期の営業 損益が10億円の黒字になる会社側見通しを、複数の証券会社が前向きに評価 。24日現在の東証信用倍率が0.63倍、28日の日証金の確報で、貸借倍率が0. 43倍と取組妙味が増幅していることも注目と。 ●3302 帝繊維 492円 +25円 反発。 28日に、09年6月中間期の連結業績予想を上方修正したことを好感。売上高 を107億5000万円から119億8200万円(前年同期比31.5%増)、営業利益を10 億5000万円から15億1800万円(同3倍)に増額。防災事業において、補正予 算が成立したことにより、防災資機材の売上が増加。 ●6505 東洋電機 829円 +100円 ストップ高。 29日、北京市で建設中の地下鉄車両向けに車両モーターなどを受注したこと を明らかにした。受注したのは建設中の亦庄(イーソウ)線、9号線、10号 線の3路線向け車両計528両の基幹機材。三井物産子会社の三井物産プラント エンジニアリング、中国の現地電機メーカー湘潭電機と共同で受注した。