■日経平均74円高、上げ幅縮小=東京株式市場・16日後場 16日後場の日経平均株価は前日比74円91銭高の9344円16銭と3日続 伸。円の下げ渋り、米ノンバンクのCIT破たん報道などを背景に上げ幅を縮小。 前日に米インテルの好決算で急騰した米国株が、今晩は反動で下落するとの見方が 多く、上値の重い展開となった。前引け直後に発表された中国GDPは前年同期比 プラス7.9%と市場予想とほぼ一致したため、改めて材料視する動きはみられな かった。東証1部の出来高は22億7806万株。売買代金は1兆3896億円。 騰落銘柄数は値上がり965銘柄、値下がり587銘柄、変わらず146銘柄。 岩井証券・イワイリサーチセンター長の有沢正一氏は「景気回復の遅れに対する 懸念が根強く、2-3社の米企業の好決算を確認できただけで全体的に安心感が広 がるような地合いではない。国内では、主力株よりも、個別物色の相場が続くだろ う。中国GDPも、事前に中国政府の高官から前年同期比プラス8%との発言があ ったため、過度の期待があった。結局、輸出も優れず、どちらかというと失望感の ほうが強い」と指摘している。 業種別では、みずほ証券が投資判断を「1」(強気)に引き上げたブリヂス<510 8.T>などタイヤ株が堅調。新日鉄<5401.T>など鉄鋼株、コマツ<6301.T>など機械株、 三井物<8031.T>など商社株、商船三井<9104.T>など海運株も高値圏で推移した。住 友鉱<5713.T>、松田産業<7456.T>など金関連銘柄も上昇。提携が報じられたトヨタ <7203.T>とマツダ<7261.T>など自動車株も継続物色された。前日に公募価格が決ま ったみずほ<8411.T>は大商い。 半面、7&iHD<3382.T>、良品計画<7453.T>など小売株は停滞した。新生銀<8 303.T>、あおぞら<8304.T>など銀行株の一角もさえない。SONYFH<8729.T>、 損保ジャパン<8755.T>など保険株も売られ、イオンクレ<8570.T>、オリックス<859 1.T>などノンバンク株も下落した。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、 24業種が上昇した。 提供:モーニングスター社
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■日経平均205円高、続急伸も9500円回復はならず =東京株式市場・16日前場 16日前場の日経平均株価は前日比205円79銭高の9475円04銭と3日 続伸。15日の米国株高や、中国GDPへの期待で買いが先行した。上海総合指数 の堅調スタートで投資家心理も改善し、高値圏を維持したが、ドル・円の戻りが鈍 いこともあり、9500円台の回復には至らなかった。東証1部の出来高は11億 4495万株。売買代金は6731億円。騰落銘柄数は値上がり1473銘柄、値 下がり165銘柄、変わらず58銘柄。 中堅証券のマーケットアナリストは「日経平均で9500円台を回復できなかっ たのは心理的に重し。GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物 が停滞しており、今晩の米国株は前日の反動により続伸を期待しにくい。米企業決 算も出始めたばかり。景気回復の遅れに対する懸念はやや和らいだが、やみくもに 決算期待の買いが先行する場面ではない。中国GDPの発表で材料出尽くし感が強 まれば、後場は上げ幅を縮める可能性もあり、そうなってくると日経平均9000 円-9500円のレンジから抜け出すのは時間がかかりそうだ」と指摘している。 業種別では、みずほ証が投資判断を「1」(強気)に引き上げたブリヂス<5108. T>などタイヤ株が高い。中国GDPへの期待感から、新日鉄<5401.T>など鉄鋼株や、 コマツ<6301.T>など機械株も買い進まれ、商船三井<9104.T>など経常赤字が報じら れた海運株も堅調。NY金価格の上昇で、住友鉱<5713.T>など非鉄金属株も引き締 まった。ハイブリッド技術で提携が報じられたトヨタ<7203.T>とマツダ<7261.T>な ど自動車株も物色された。米インテルの好決算をきっかけに、イビデン<4062.T>な ど半導体関連株もしっかり。公募増資が嫌気されていたみずほ<8411.T>、大和証G <8601.T>なども買い戻された。 半面、ポイント<2685.T>、7&iHD<3382.T>、主力大証のニッセンHD<8248. OS> など小売株はさえない。10年2月期第1四半期連結で減収減益となったドト ール日レス<3087.T>も売りが優勢となった。個別で、10年5月期連結業績で赤字 継続見通しのゼクス<8913.T>や、電通<4324.T>、KDDI<9433.T>なども軟調。な お、東証業種別株価指数は、全33業種中、32業種が上昇した。