■日経平均は小反落、先物売りで下げ転換=東京株式市場・1日後場 

 1日後場の日経平均株価は前日比18円51銭安の9939円93銭と小反落。
円下落や、米株価指数先物の上昇を背景に個人投資家の物色意欲も旺盛で、日経平
均は一時1万円台を回復した。ただ、先物に大口の売りが観測されると、一気にマ
イナス圏に落ち込んだ。東証1部の出来高は23億723万株。売買代金は1兆5
894億円。騰落銘柄数は値上がり716銘柄、値下がり845銘柄、変わらず1
35銘柄。

 市場からは「前場の中国PMIを好感した流れを引き継ぎ、個人投資家が乗った
格好。大きな材料もなく、投資家心理の改善でジリ高となっていた。米系年金によ
る買いの話もあった」(国内投信)との声が聞かれ、日経平均は1万円台での推移
となった。ただ、午後2時30分ごろ、先物へ1000枚規模の大口の売りが観測
されると、日経平均も下落に転じた。「外資系証券による仕掛け的な売りではない
か」(外資系証券)との指摘もある。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>など資源開発株が停滞。JT
<2914.T>、明治HD<2269.T>など食品株も売りが継続した。郵船<9101.T>、川崎汽
<9107.T>など海運株もさえない。アイフル<8515.T>が利益確定売りに押され、公募
増資が報じられたオリックス<8591.T>が下落するなどノンバンク株にも安い銘柄が
目立った。公募増資報道では、ANA<9202.T>も安い。

 半面、みずほ<8411.T>や、三菱UFJ<8306.T>など銀行株はしっかり。アーネス
ト<8895.T>、NTT都市<8933.T>などマンション販売関連株も引き締まった。ベス
ト電<8175.T>、コスモス薬<3349.T>など小売株も継続物色された。津田駒<6217.T>、
井関農<6310.T>など機械株も高い。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、
21業種が下落した。

提供:モーニングスター社

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■日経平均は小幅続伸、中国PMI改善でプラス圏浮上=東京株式市場・1日前場

 1日前場の日経平均株価は前日比8円88銭高の9967円32銭と小幅続伸。
6月30日の米国株安や、市場予想を下回る日銀短観(6月調査)が重しとなり、
朝方は売りが先行した。ただ、中国の6月PMIが発表されると、前月比で改善し
たことが好感され、プラス圏に浮上した。東証1部の出来高は9億6786万株。
売買代金は6348億円。騰落銘柄数は値上がり745銘柄、値下がり769銘柄、
変わらず176銘柄。

 岩井証券・イワイリサーチセンターの有沢正一センター長は「日銀短観は空振り
に終わった。市場の関心も短観よりは中国PMIに向いていたと思う。6月にポジ
ション調整で売っていた海外勢の買いが下値を支え、個人投資家の物色意欲も旺盛
だ。いまの相場は悪材料が重なるようでなければ下を模索するような展開にはなり
にくいようだ。一方で買い材料もない。買い手が手掛かりを探しながら、1万円手
前でもみ合いが続きそう。来週から米企業決算が出始めるため、このあたりでは動
きやすくなるだろう」という。

 業種別では、JPモルガン証が投資判断を引き上げた三井不<8801.T>など大手不
動産株や、NTT都市<8933.T>、有楽土地<8838.T>などマンション販売関連株が上
昇。中国PMIの改善で公共事業の受注期待が膨らみ、大手証券が「強気」でカバ
レッジを開始したコマツ<6301.T>など機械株も高い。10年2月期第1四半期連結
で営業益18%増となったポイント<2685.T>など小売株も物色された。HOYA<7
741.T>など精密機器株や、住友ゴム<5110.T>などタイヤ株もしっかり。三菱UFJ
<8306.T>、三井住友<8316.T>など銀行株も引き締まった。

 半面、NY原油価格の下落で、国際帝石<1605.T>など資源開発株がさえない。新
日石<5001.T>など石油株や、三井物産<8031.T>など商社株も軟調。郵船<9101.T>な
ど海運株も売りが先行した。日清粉G<2002.T>など食品株も売られた。アイフル<8
515.T>が利益確定売りに押されたほか、公募増資報道で1株利益の希薄化が懸念さ
れたオリックス<8591.T>も売られるなどノンバンク株も下げがきつい。同じく公募
増資が報じられたANA<9202.T>も安い。なお、東証業種別株価指数は、全33業
種中、18業種が上昇した。


(株式ニュース)