■日経平均40円高、アジア株高が支え=東京株式市場・22日後場 

 22日後場の日経平均株価は前週末比40円01銭高の9826円27銭と続伸。
終値としては、3営業日ぶりに9800円台を回復した。香港ハンセン指数などア
ジア株が軒並み上昇したことで投資家心理が改善。上げ幅を一時100円超に拡大
した。9900円台に迫ると戻り売りに上値を抑えられ、対ドルでの円下げ渋りも
重しとなり、やや伸び悩んだ。東証1部の出来高は21億4803万株。売買代金
は1兆5415億円。騰落銘柄数は値上がり1189銘柄、値下がり415銘柄。

 市場からは「アジア株が1-2%上昇した点が投資家心理の改善につながった面
はあるが、はっきりした材料があったわけではない。むしろ、アジア株の上昇率を
考慮するとやや物足りないレベル。1万円を試すくらいの勢いがあってもよかった
と思う。週内の動きとしては、経済指標は下ブレ懸念も少ないため、底堅い推移が
続くとみている。国内では材料が乏しいため、7月1日に発表される日銀短観で大
きく動いてくるのではないか」(国内投信)との声が聞かれた。

 東証業種別株価指数では、全33業種中、24業種が上昇。クレディスイス証が
投資評価を「アウトパフォーム」(強気)に引き上げたサッポロHD <2501> や、
同じく「中立」に引き上げた日清粉G <2002> が高値圏で推移するなど食品株に高
い銘柄が目立った。日興シティ証が投資判断を「買い」に引き上げた中外薬 <4519> 
など医薬品株もしっかり。米国における電気自動車の増産計画が報じられた日産自
 <7201> や、トヨタ <7203> など自動車株も引き締まった。

 半面、国際帝石 <1605> 、石油資源 <1662> など資源開発株は停滞。出光興産 
<5019> 、コスモ石 <5007> など石油株や、伊藤忠 <8001> 、住友商 <8053> など
エネルギー権益を有する商社株にも売りが継続した。川崎汽 <9107> など海運株や、
損保ジャパン <8755> など保険株の一角もさえない。


提供:モーニングスター社

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■日経平均は小幅高、方向感乏しい=東京株式市場・22日前場

 22日前場の日経平均株価は前週末比9円76銭高の9796円02銭と小幅続
伸。朝方は買いが先行したものの、足元の円高を警戒する動きに上値は重くなった。
23日からのFOMC(米連邦公開市場委員会)などイベントを前に方向感が乏し
く、前日終値を挟んでもみ合いが続いた。東証1部の出来高は9億4744万株。
売買代金は6382億円。騰落銘柄数は値上がり1078銘柄、値下がり501銘
柄。

 市場からは「これまでの景気回復に対する期待が高過ぎた面がある。戻り売りに
押されたレンジ内の動きに終始しており、上値を試すにはさらなる押し上げ材料が
必要。23日からはFOMC(米連邦公開市場委員会)があり、週末にかけて米国
債入札が相次ぐため、金利への懸念が浮上しやすい。足元の米景況感で金利が上昇
する可能性が高いとはいえないが、金利動向が株価にどう影響するかが図りにくい」
(大和証券SMBC グローバルプロダクト企画部情報課部長・高橋和宏氏)との
声が聞かれた。

 東証業種別株価指数では、全33業種中、20業種が上昇。クレディスイス証券
が投資評価を「アウトパフォーム」(強気)に引き上げたサッポロHD<2501.T>を
はじめ、日清粉G<2002.T>、森永乳<2264.T>など食品株が高い。東電<9501.T>、静
岡ガス<9543.T>など電力・ガス株も堅調。マネックスG<8698.T>など証券株も物色
され、清水建<1803.T>などゼネコン株もしっかり。個別では、第1四半期で営業益
5割増のあさひ<3333.T>が急上昇し、10年2月期連結業績予想を上方修正したニ
トリ<9843.T>なども高い。米国での電気自動車増産計画が伝わった日産自<7201.T>
も買われた。

 半面、NY原油安で、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>など資源開発株が下
落し、三井物<8031.T>など商社株も軟調。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>など海
運株もさえない。イビデン<4062.T>、アドバンテス<6857.T>などハイテク株が売ら
れ、ホンダ<7267.T>の出資延期でパイオニア<6773.T>や、09年12月期連結業績
予想を下方修正したHIOKI<6866.T>などもさえない。


(株式ニュース)