■日経平均137円安、下げ渋る=東京株式市場・18日後場 

 18日後場の日経平均株価は前日比137円13銭安の9703円72銭と大幅
反落。リバランスの動きは継続し、香港ハンセン指数安を背景にした売りが加速し
たが、さらに売り込むような動きには発展しなかった。下げ幅を190円超に拡大
し、取引時間中としては10営業日ぶりに9700円を割り込んだが、引けにかけ
て対ドルで円が伸び悩むと、日経平均も下げ渋った。東証1部の出来高は24億3
134万株。売買代金は1兆5978億円。騰落銘柄数は値上がり523銘柄、値
下がり1053銘柄。

 市場からは「今後の株価は為替次第。BRICs首脳会合でも話題になったよう
に、世界同時株安で大きな損失を被った国にとって、資源価格維持のためにドル安
の流れは命綱。米金利の落ち着きで、ドルを買うような材料がないため、日本株に
とっては上値を試す局面とはいえない。外部環境はあまりよくないが、国内の個人
売買シェアが35%まで改善している。外国人からシェアを奪還する勢いは好感で
きる」(みずほインベスターズ証券 エクイティ情報部部長・稲泉雄朗氏)との声
が聞かれた。

 東証業種別株価指数では、全33業種中、28業種が下落。新日鉄<5401.T>など
鉄鋼株や、三菱商<8058.T>など商社株、郵船<9101.T>など海運株が値下がり率上位、
国際帝石<1605.T>、新日石<5001.T>など石油関連株にも売りが続いた。三菱UFJ
<8306.T>など銀行株や、大和証G<8601.T>など証券株も軟調。談合疑惑による公取
委の立ち入り調査が嫌気され、イトーキ<7972.T>、岡村製<7994.T>、内田洋行<805
7.T>が一段安となり、コクヨファニチャーの親会社であるコクヨ<7984.T>も停滞し
た。

 半面、自動車部品の検査装置事業に本格参入するキリンHD<2503.T>をはじめ、
アサヒ<2502.T>、味の素<2802.T>など食品株は堅調。NTTドコモ<9437.T>、KD
DI<9433.T>など情報・通信株もしっかり。ビックカメラ<3048.T>、ベスト電<817
5.T>など家電量販店株の一角も物色された。


提供:モーニングスター社
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■日経平均177円安、9700円割れ=東京株式市場・18日前場

 18日前場の日経平均株価は前日比177円37銭安の9663円48銭と大幅
反落し、安値引け。6月4日以来、2週間ぶりに9700円台を割り込んだ。円高
警戒で輸出関連株に売りが先行。先駆した材料株の一角も売られた。東証1部の出
来高は12億7135万株。売買代金は8226億円。騰落銘柄数は値上がり39
2銘柄、値下がり1166銘柄。

 市場からは「足元では過熱感が騒がれており、円高がきっかけで手じまい売りが
加速したのではないか。ただ、外部環境が大きく変わったわけでもないし、業績悪
化懸念が膨らむような材料が出たわけでもない。売り叩きにくい局面であることに
違いはない。きょうはモメンタムで下値模索という方向性が定まっているようにみ
え、後場も警戒は必要だが、出遅れた投資家にとっては買い場となる。下値メドは
9500円」(リテラ・クレア証券 情報部部長・清水洋介氏)との声が聞かれた。

 東証業種別株価指数では、全33業種中、30業種が下落。新日鉄<5401.T>など
鉄鋼株や、三菱商<8058.T>など商社株、郵船<9101.T>など海運株に売りが先行。国
際帝石<1605.T>、新日石<5001.T>など石油関連株も利益確定売りが優勢となった。
トヨタ<7203.T>など自動車株や、ソニー<6758.T>などハイテク株も軟調。前日まで
相場を支えていたGSユアサ<6674.T>が朝高後に下げに転じるなど材料株も停滞し
た。みずほ<8411.T>など銀行株や、野村<8604.T>など証券株も安い。

 半面、自動車部品の自動検査装置に参入と報じられたキリンHD<2503.T>や、ア
サヒ<2502.T>など食品株は物色された。東和薬品<4553.T>、キョーリン<4569.T>な
ど医薬品株も堅調。個別では、チリの銅鉱山開発が報じられた日鉄鉱<1515.T>がし
っかり。電気自動車の発売報道で三菱自<7211.T>も買われ、自動車部品の製造装置
事業参入が伝わった主力大証のTOWA<6315.OS> も高い。


(株式ニュース)