東証大引け、続落 4カ月ぶり安値、米自動車再建巡り警戒感
17日の東京株式市場で日経平均株価は続落。大引けは前日比104円66銭(1.35%)安の7645円51銭だった。2008年10月28日以来、約4カ月ぶりの安値を付けた。世界的な景気悪化の長期化を懸念した売りが目立ち、商船三井や三菱商など海運株や商社株が軟調だった。きょうが米自動車大手2社の再建計画の提出期限とあって様子見気分が広がり、売買は低調。後場に入ると日経平均は安い水準で動きの鈍い展開が続いた。東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反落。前日比13.57ポイント安の756.53となり、08年10月27日の昨年来安値(746.46)以来の水準まで下げた。
日経平均の取引時間中の値幅(高値と安値の差)は94円49銭で、2008年12月25日以来の狭さだった。前日内閣府が発表した2008年10―12月期の実質国内総生産(GDP)速報値が年率換算で前期比12.7%減と落ち込んだことで、改めて日本経済の先行き不安が強まった。東京市場では米ゼネラル・モーターズ(GM)と全米自動車労組(UAW)の交渉が長引くことで再建計画が提出できない事態や米連邦破産法11条の申請を警戒する声も聞かれ、相場の重しになった。
後場寄り付き直後には中川昭一財務・金融担当相が記者会見で辞意を表明したことで外国為替市場の円相場がやや円安・ドル高方向に振れ、トヨタが小高くなる場面があった。ただGLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が軟調だったため、きょうの米株安を連想した売りが続き、買いの勢いは続かなかった。
東証1部の売買代金は概算で1兆169億円で、1月19日以来約1カ月ぶりの低水準。売買高は同16億4330万株だった。値下がり銘柄数は1286、値上がりは324、変わらずは89だった。
三菱UFJ、みずほFG、トヨタ、ソフトバンクが下げた。ソニーや東芝、野村が連日で昨年来安値を更新。ファストリ、トレンド、東エレクが日経平均を押し下げた。半面、ホンダ、ブリヂストン、住友大阪が上げた。エーザイ、電通、ファナックもしっかりだった。
東証2部株価指数は8日続落。午後は安い水準で膠着(こうちゃく)感が強まった。8日続落は昨年9月24日―10月8日(11日続落)以来。2003年6月以来の安値水準。オリコ、中央電、石井表記が下げた。半面、アライドHD、セントラル総、倉敷機が上げた。〔NQN