東証大引け、4日ぶり反発 G7会合前に買い戻し広がる

 13日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反発した。大引けは前日比74円04銭(0.96%)高の7779円40銭。7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議を控えた週末とあって、このところ下げが目立った通信株や小売株などを中心に売り方の手じまい目的の買い戻しが広がった。外国為替市場で円高進行が一服したため、自動車株や電機株など輸出関連の主力銘柄の一部も買われた。ただ、来週初16日に発表される昨年10―12月期の国内総生産(GDP)速報値をみてから動いても遅くはないとして、模様眺めを決め込む投資家は多く、日経平均の戻りは前日までの3日間の下落幅(371円)の2割にとどまった。東証株価指数(TOPIX)も4営業日ぶりに反発。

 米政府が住宅ローンの借り手救済に乗り出すとの報道をきっかけに12日の米ダウ工業株30種平均が急速に下げ渋った流れを引き継いだ。前日までの下げで日経平均は年初来の安値水準に沈んだため、値ごろ感からの買いが入りやすく、日経平均は後場、上げ幅を182円に広げる場面があった。ただ、昨年10―12月期の実質GDPは年率換算2ケタのマイナス成長が予想されるなど、景気悪化への警戒感が根強く、積極的に買い進む動きは続かなかった。

 東証1部の売買代金は概算1兆3560億円、売買高は同19億7742万株。東証1部の値上がり銘柄数は1031、値下がりは545、横ばいは130だった。

 ホンダ、キヤノン、ファナックが上げ、NTT、KDDIが高い。ファストリ、セブン&アイが上昇。武田、アステラスが買われ、三菱UFJは堅調。半面、三井物、商船三井、住友鉱、日立建機が安く、東京海上HD、オリックス、野村が下落した。ソニーは昨年来安値を更新。12日に2009年3月期は大幅な連結最終赤字になる見通しと発表したパイオニアは急落した。

 東証2部株価指数は小幅ながら6日続落。大引けは前日比1.90ポイント安の1849.65と連日で昨年来安値を更新し、2003年6月以来の安値を付けた。6日続落は昨年12月16―24日(6日続落)以来。トーセイ、カテナが下げた。半面、日本LCA、アクセルが上げた。〔NQN〕