東証大引け、4日ぶり大幅反落 景気と業績懸念、東芝17%急落

 30日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに大幅反落。大引けは前日比257円19銭(3.12%)安の7994円5銭だった。朝方までに発表された国内外の経済指標が悪化を示し、世界的な景気悪化に対する警戒感が再燃した。企業業績の悪化やきょうの外国為替市場での円高進行も相場の重しになった。前日までの3日続伸で日経平均が569円上昇しており、きょうが週末とあって戻り待ちや持ち高整理の売りが出やすかったとの指摘も聞かれた。東証株価指数(TOPIX)は反落。

 日経平均の8000円割れは26日以来、4日ぶり。29日に2009年3月期の連結営業損益が2800億円の赤字に落ち込むほか、2009年度の設備投資抑制を発表した東芝が17%超の急落となった。財務体質の悪化や証券会社が相次ぎ投資判断を引き下げたことが売り材料となり、一時は株価の下落率が2割を超えた。きょうの東証1部の売買代金、売買高の各ランキングで首位だった。前引け後に09年3月期通期の見通しを下方修正した郵船や商船三井、川崎汽も下落率が10%を超す大幅安となるなど、企業業績の悪化が相場の重しになった。

 朝方、経済産業省が発表した08年12月の鉱工業生産指数(速報)は前月比9.6%低下と過去最大のマイナス幅を記録したほか、総務省が発表した同月の完全失業率も41年ぶりの悪化幅となり、投資家心理を冷やした。

 東証1部の売買代金は概算で1兆3365億円、売買高は同19億6583万株。値下がり銘柄数は1276、値上がりは349、変わらずは91だった。〔NQN〕