東証大引け、急反発 欧州の金融不安後退で買い戻し優勢に
27日の東京株式市場で日経平均株価は急反発。3日ぶりに上昇し、大引けは前日比378円93銭(4.93%)高の8061円7銭と22日以来3日ぶりに8000円台を回復した。上げ幅は昨年12月15日(428円)以来の大きさ。外国為替市場で円相場が対ユーロやドルで下落したため、トヨタやホンダ、キヤノンなど輸出関連の主力株中心に幅広く買い戻された。日経平均は前日、約3カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいたため、自律反発狙いの買いも入りやすかった。東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに大幅に上昇し、20日以来5営業日ぶりに心理的な節目の800を回復した。
日経平均は朝方からじりじりと上値を切り上げる展開が続き、後場の後半には上げ幅を400円あまりに広げる場面があった。英銀大手バークレイズが26日、資金繰りに問題はないと発表したことで、欧州の金融危機に対する警戒感がいったん後退。投資家のリスク回避志向が弱まり、売り圧力が低下する一方、買い戻しが増え、株価の戻りが軽くなったという。経済産業省が27日、一般企業に公的資金を使って資本注入する制度を導入すると発表したことも支援材料になった。企業の資金繰りが改善するとして前向きに受け止められたという。
東証1部の売買代金は概算1兆3834億円。売買高は同20億4662万株で15日以来約2週間ぶりに20億株台を回復した。東証1部の値上がり銘柄数は1506と昨年12月15日以来の高水準。値下がりは150、横ばいは53だった。〔NQN〕