「3 女帝」の理解を深める宿題
誰かに何かをしてあげた後、なんとなくモヤっとした場面を1つ思い出してください。そのモヤっとの正体は、何だったと思いますか?
散歩中、男性に挨拶された。挨拶を返すと近づいてきて「ハグしてもらえますか?」と頼まれた。男性がとても辛そうで涙目だったため、動揺しつつ片腕で応じた。しかし「両腕で」と言われて怖くなり、「もう片方の手は荷物を持っている」と断った。さらに年齢や住所を聞かれたが、「個人情報なので」と断り、「気持ちが楽になるといいですね」と伝えて別れた。
誰でも誰かに頼りたくなることはあるので、できる範囲で手を差し伸べたいと思っている。一方で、「冷たかったのでは」という後ろめたさと、「なぜそこまで踏み込んでくるのか」という怒りの両方が残り、モヤモヤした気持ちになった。
- 「冷たかったのでは」という後ろめたさ
いい人でありたかった。いい人になれるのは気持ちが良い。
相手が女性だったら良かったのに、、せめて色々聞かれなければ…という言い訳の気持ちも。
- 「なぜそこまで踏み込んでくるのか」という怒り
「私にはここまでしか与えられません(片腕ハグ)」に対して、どんどん要求が増したように感じた。
そこから「私が男性だったら声かけますか?年齢・住所 必要ですか?」と自分自身の防衛心が攻撃的になった。
本来であれば、警戒せずに慰めて、自分も良い気分/良い人になりたかった(自己肯定、万能感 が 対価 ?)。
片腕ハグまでは、対価のために耐えたのかも。しかし相手への違和感やどんどん踏み込まれている感じが擬似搾取 → 自己防衛につながり、うまくいかなかった。
もしかしたら自分のやり方にも問題があったかもしれないが、相手のせいと思っているかも。
質問力を上げるトレーニングより、「推奨問い」を自分の言葉に置き換え ※勝手練
◯ そのとき、あなた自身は何かを感じていましたか?
→ あなた自身はどう思いましたか? また、何を感じましたか?
理解度チェック
◯ 女帝の正位置と逆位置の違いを自分の言葉で説明できる
正:豊かで満ち足りた状態、素直、愛されて与えられている、それを人にも与える(家族愛からの親切心)
逆:与えているのに、与えられていない。満たされたいという状態(欠乏や不安)。自分の欲しいものをくださいという欲求、わがまま、嫉妬・妬み、利益のために耐える
◯ 「与える・受け取れる」の循環が豊かさに繋がる理由がわかった
先の「問い」でいうと、もし相手の性別や出方が異なれば、私は相手をしっかり慰めて、お互いに気分よく別れた可能性があった。そうなっていたら循環であり豊かさに繋がったかもしれない。「与える・受け取れる」にはお互いの条件がある程度一致してこそ、循環し、豊かさにつながる?
◯ クライアントにこのカードが出たとき、最初の一言が言える
正:満ち足りたエネルギーを感じます。うまく物事が回ってるなあと感じたり、満足に思うことはありますか?
逆:今、なにか満たされない不安や焦りがおありでしょうか? それは何だと思いますか?
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「4 皇帝」の理解を深める宿題
誰かに「なんでわからないんだ」「なぜ従わないんだ」とイライラした場面を1つ思い出してください。そのとき、あなたは何を守ろうとしていましたか?
脳身体機能の低下により、高齢両親の生活に色々問題がありました。服薬や運動、生活動作、睡眠や衛生の管理…などなど。色々な工夫をしつつ生活してきましたが、そんな中 母が病気で入院。退院後は更なる注意や管理が必要なため、ヘルパーさんなど外部の助けを入れようとしました。が、「自分たちだけで生活できる、他人は信用できない」と父は頑なに拒みました。でも、正直かなり厳しいと思いました。私もずっと実家にいるわけにはいきません。私は父に対し「これまで通りの暮らしはできない、家にいるなら他者の介入が必要だ、なんでわかってくれないの」とよく怒りました。(結局、各所にも意見を聞くなど相談し、両親二人で施設に入ってもらうことになりました)
◯何を守ろうとしていましたか?
他者に介入してもらうことで、両親の「自宅で生活をしたい」という願いと二人の安全、そして自分自身の生活と心身を守りたかった。それが自分が考える「最大公約数的幸せ」であり「正論」だった。
その時にお互いの気持ちをもっと掘り下げることができていたら、怒らなくてもすんだかも。。
質問力を上げるトレーニングより、「推奨問い」を自分の言葉に置き換え ※勝手練
◯ そのルールを守ることで。あなたは何を守っていると思いますか?
→ あなたの考えを通すことで、あなたは「何か」を得たり、守っているのでしょうか?
理解度チェック
◯ 皇帝の正位置(リーダーシップ)と逆位置(独裁・パワハラ)の違いがわかった
「みんなのために」「自分がやるしかない」「こうするしかない」と自分の責任感と正義感で動くことが必要な時がある。
周りが理解・同意してくれば問題はないが、望まれていない場合、それはただの独裁・パワハラ。
◯ 「支配・コントロール欲求」の背景にある心理を説明できる
自分が正しいという万能感、正義感、責任感を満たしたい。承認欲求。
◯ 皇帝型クライアントに使える問いかけを1つ言える
正:がんばるぞ!やるぞ!と自分を奮い立たせ、何かを意欲的に進めようという強さを感じます。思いあたることはありますか?
逆:自分のヤル気や勢いが、どうも周囲と噛み合っていないように見えます。自己中心的・自分勝手・傲慢といったように感じる状況や人は周りにいませんか?
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「5 教皇」の理解を深める宿題
誰かにアドバイスをしたのに「聞いてもらえなかった」と感じた場面を1つ思い出してください。そのとき相手は、なぜ受け取れなかったと思いますか?
友人と旅行中、友人が借りてくれたレンタカーの返却時間が間に合わないかも!? ということがありました。長距離ドライブ&事故渋滞に巻き込まれたのだったかな、、友人がレンタカーの会社に電話するもあまり繋がらず、たらい回しのようにもなり、何度もかけなおしてイライラしているようでした。友人は運転もしてさぞかし疲れているだろうと思い「手配も運転もしてもらってるし、もし追加料金が出たら私が支払うよ、疲れているだろうし、無理しないでいいよ」と言ったのですが「いや、自分で解決したいし、解決することにチャレンジしたい」と言って交渉を続けました。(解決しました)
◯ 相手はなぜ受け取れなかったのか
友人の言葉通りの気持ちだったろうと思います。「自分で解決したいし、解決することにチャレンジしたい」。
何かトラブルがあると、そこから「教訓を得る」という人で、私のアドバイス(アドバイスじゃないかも?)はそもそも不要だった。もしかしたらアドバイス自体が友人の価値観とかけ離れていて、不快に思われたかもしれない。
いつも色々気づかせてくれる人なので、友人が「教皇役」だったのかも。
質問力を上げるトレーニングより、「推奨問い」を自分の言葉に置き換え ※勝手練
◯ あなた自身はどうしたいと感じていますか?
→ しがらみをちょっと脇においてみて、あなた自身は、どうしたいと感じますか?
理解度チェック
◯ 教皇の正位置(導く)と逆位置(盲信・抵抗)の違いが説明できる
正:答えを渡さず、相手に考えてもらう。自身の知恵に気づいてもらう。そのための誘導・舵取りをする。俯瞰思考が必要
逆:「この人についていけば安心」と依存させる。「私の言うことを聞きなさい」と従わせようとする力がある。抵抗が発生する。
◯ 「権威依存」と「自己信頼」の違いを自分の言葉で言える
権威依存… 正解(判断)を外に求める、ルールや規律に、カリスマや専門家を頼ること
自己信頼… 正解(判断)は自分自身の中にあると思うこと
◯ 教皇型クライアントへのNGワードを3つ思い出せる
思い出せなくて、資料を見返しました。
❌ 「〜こうするべき」本人の意思を考えさせる
❌ 「権威やメンターに従いましょう」(依存先を増やしてしまう)
❌「言うことを聞かないのは問題です」(反発を強める、抵抗の正体を聞く)
<振り返り>
考えを改めたりして、結構何度も書き直して、かなり内容が変わりました。そのぶん理解が進んでいたらいいな…。書いていたけど、急に話を変えたものもあります(教皇)。そのぶん向き合えなかったというのは理由になりませんが、この中で言語化するのは教皇が一番難しいように感じました。