「自分のことをすごいと思って、外に目を向けなくなってしまったら、老いていくばかり。
こだわりを捨てて自分が変わろうとしない限り、ずっと同じ場所から出られなくなってしまう」

-写真の本「銀座ミーティング」より-



こんばんは、そらです。

この本を読んで思い出した出来事がありました。


もう何年も前のことですが、とある大病院の婦人科での検査中、担当にあたった若い男のお医者さんのあまりにも横柄な態度に、「ムカムカ~!!」となったことがありました。


その時激しく思ったのがこれです。

「銀座のクラブに接客の修行に行けばいいのに!」

まあ、今思うと私の中に、
「お医者様は(病院以外の経験がないから)世間知らず」とか、
「いつも先生と呼ばれ、接客というものをしたことがないから、患者の気持ちを汲み取れない人が多い」とか、

私の超超!偏見があったんだと思いますが・・・(汗)



とにかくその時の私は、私の話をまったく「そのまま」聴こうとせず、あげくの果てに、
「私たちは優秀なんだから、患者は黙って信頼していればいいんだ」
というようなことを言ってくる若いお医者さんにめっちゃ腹が立っていたんですね。

ですが、当然、心に浮かんだそのせりふを口に出して言えるわけありません。

唯一、私とお医者さんのかみ合わない会話を横で聞いていた看護師さんは、「私が聞きたいと思っていること」を理解してくれていたようで、診察を終え部屋を出た私に、

「大丈夫ですか・・・?」と声をかけてくれました。

その看護師さんの言葉に気がゆるんだ私は、「だからお医者さんは嫌いです」と泣きながら愚痴りましたよ。。。


当然、世の中には素晴らしいお医者さんもいっぱいいると思いますし、その時のお医者さんだって、子供っぽくて横柄なだけ(!)で、知識や技術は優秀なのかもしれません。


先生の説明にもっと詳しい説明を求めた私に「わたし達は優秀なんだから、患者は任せていればいい」みたいなことを言ってきたからといって、その人なりに患者さんのことを想っているかもしれません。


ですが普段の精神状態ならいざ知らず、その時の私は乳がん検診の「再検査」中で、「今後も定期的な検査が必要ですね~」と言われた時の、不安定な精神状態。

もうちょっとコミュニケーションとってくれてもいいじゃないか~、と思ったわけです。



どうしてその判断をしたのか、どこが引っかかるのか、その注射は何故打つのかとか、詳しく聞きたいし、これからどうなるのか結構不安になりましたから。


結局、その後は別の病院に行くことにして、乳がん検査も異常なしでしたが^^




結局何がいいたいかと言うと、病院でのことは「もう少し気持ちを汲んで欲しい」とその時の私は痛切に思い、一方で「自分もこういう思いを人にさせてしまっている時はないかな」と改めて気づかされたわけです。


そんなことを、この1冊の本を読んで思い出しました。

写真は、銀座の有名一流店「ベルベ」のママの接客術や経営理念が綴られた本です。



水商売やクラブの接客というと、アンダーグラウンドな世界で、「女性を武器にして甘えてたらいい」みたいなイメージが一般的かもしれませんが、ずっと(普通の)接客の世界で働いてきた私は、接客を銀座のクラブで学んでみたいと思ったこともありました。

この本もただの接客マニュアルではなく、「人を分ろうとする心」など、人として当たり前だけど忘れてはいけない大事なことが書かれています。

接客のテクニック以前に「あり方」や「仕事」に対する心意気がいちいち納得で、自分もミーティングに参加している気分になりました。

接客をされている人だけでなく、「人の気持ちを分かろうとする」いうテーマはコミュニケーションをする上で、とても学びになる本だと思いますよあひる




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