2020年11月の日本対メキシコ戦 ( 強い相手とやって負けているので悲観的な結果論になってる。)

結論から書けば、日本が勝つ可能性はなかった。

この前のパナマ戦の感想で、橋本が悪くないと書いたが、この試合では、橋本が悪い、ということになってしまう。

明らかに、橋本と南野が入り、柴崎と鈴木武蔵がピッチを出た頃から、まったくいいところがなくなった。

具体的に橋本が悪かったところというのは、書くのが難しい。

パフォーマンスが悪いわけではないので、本人は納得出来ないと思うが、守備の意識が少ないとか、ポジショニングが1m 前だったとか、そういうことだ。それで全てが悪くなるというふうには説明出来ないが、とにかく、敗因は橋本になる。( これ…、攻撃重視がコーチの指示だったら、コーチが楽観的過ぎるってことと、攻撃重視だとしても、守備もするポジションに入ったという面があって、少し目減りするんだけど、やっぱり重要なポジションだから、フォワードが点を取ってもミッドフィルダーがMVP になるわけで、負けたら敗因になる。)

でも、直接の敗因は、吉田になる。やっぱり、吉田が抜かれて失点している。

それをゴールキーパーが防げればよかったのだが。もしかしたら権田のほうがよかったかもしれない。

ゴールキーパーに関しては、ゴールキーパーからボールをつないで攻めるのは、日本には無理だ。( 無理じゃない。無理って言ってたら何も変わらない。だけど…、この無理っていうのは、敵がこれの対策をしてる時にやっても、敗因になる可能性がある。敵がこれの対策をしない時なら成功します。中盤で背の高さが足りなくてボールを支配できないとか、ゴールキーパーのコントロールが足りないとかがあるから、ゴールキーパーからボールをつなぐことをするんだけど、こっちのほうが練習して出来るようになるから、ゴールキーパーからボールをつなぐのは無理。)

そして、システムと選手に関しての一般論も、日本には当てはまらない。強豪国には当てはまる。

メキシコがやったことは、セットプレーのサインプレーを流れの中でやったというギャンブルのようなものだが、それで失点したら負けになる。

だから、それも防がなければならない。そうなると、日本に出来るシステムは、あれしかない。

スピードで負けている。そうなると、同じようなシステムで勝てるわけがない。

伊東が普通のスピードになってた。伊東が無理をして正確にはプレー出来ないスピードで攻めていたが、それにメキシコはついてこれていた。

メキシコは全力じゃなかった。

結論としては、FC東京の永井でなんとかなるくらいだ。( 調子のいい時。それで、走るスピードだけを重視しないのは分かるけど、トラップとかもうまい。)

ああいう戦い方をされたら手も足も出ないのだから、根本的に見直したほうがいい。( 日本が勝つ可能性はある。)