『人生に勝つための方程式』より抜粋


自分の成功体験をもとにして、さらに大きな最高を目指し、世の中から認められ、自分でも納得のできる人生を生きる人もいますが、前半生のうちは、不器用で、いろいろな失敗を重ねてきたものの、そこから「教訓」なり「智慧」なりを抽出し、それを他人に教えたりする力に変えていける能力を身につけたら、それなりに、また別の意味での成功がありうると思います。


人間には自分の得意・不得意があるので、不得意の領域で戦っても、そう大きな勝利は得られないところがあると思います。やはり、「好きこそものの上手なれ」というところはあるのです。


自分にない能力の持ち主に嫉妬するのではなく、そういう人を評価し、自分への協力者にしていくだけの、「智慧」と「人徳」が必要なのではないでしょうか。そういう心掛けを持っていれば、道は拓けてくるのではないかと思います。

(『人生に勝つための方程式』第一部「人生の見取り図」と「勝ち筋」を知る)


「逆境に強いメンタリティー(心の傾向性)を、意図して、努力してつくることは可能です。そのようになるためには「精神修養」が必要です。「禅の修行」のようなものもありますが、「心を練るための書物」もたくさん出ているので、まずは、そういうものを繰り返し読み、自分の思想のなかに取り入れていき、「知行合一」で、その取り入れた思想を現実にやってのけることが大事です。

(『人生に勝つための方程式』第二部どんな環境からも「勝利」をつかむための考え方)