「小説 遥かなる異邦人 余話」より


『永遠の京都』にも書いてあったと思うんだけれども、韓国の憲法の前文には、「反日を国是とする」というような内容が入っているから、繰り返し起きてくるあの韓国の動きは、それを知れば、法律学的に見れば、比較憲法学的に見れば、「ああ、国の拠って立つところが、原理は反日なんだな」と。

要するに、「日帝支配によって、こんなひどい国になった。だから、日本の、日本的なるものを否定することが国のアイデンティティーだ」と、こういう立場で行かれると、それは、どうしても仲良くはいかないですよね。

また、「反日同士で仲良くやろう」と北朝鮮に言っても、反日同士でも喧嘩はするというものもあるわけで、難しいですよね。

だけど、いちおう「知っている」ということは力ですからね。「知は力なり」というのは、間違いなくそうなので。

知らないことにより誤解したり、穴があったりすることはよくないので、私の勉強の仕方としては、できるだけ“穴をつくらない”ように、網羅的に勉強しようとする傾向はあります。その分、時間がかかったり、とろく見えたりすることもあるけれども、時間をかけていけば、じわじわと追い詰めていく感じで、織で魚を減っていくように、“全部捕まえていくような感じ”にはなってくる。そういう感じの勉強の仕方が多かったですよね。


以上「小説 遥かなる異邦人 余話」より