日本の国全体、国民全体が、
日本の歴史というものを、
もう少し正当に見直す必要があると思います。
もちろん、日本には、
失敗したところもありましょうが、
日本の美点を見直し、
諸外国の歴史ともよく見比べてみて、
「自分たちは、こういう民族であり、
こういう人々であり、こういう国なのだ」という、
正しい自己認識、アイデンティティー(独自性)を、
持たなければいけません。
例えば、「メディアが、こう言った」
「外国から、このように言われた」などということで、
あまりグラグラするのではなく、
自分たちの歴史については、
自分たちで、きちんとした認識を持つ必要があります。
それが「自信」の部分につながってくるのです。

大川 隆法
『未来の法』
136~137ページ