やりたいことがあるけど、「過去の経験からまた同じことをしてしまうのでは」という不安からなかなかことが進まない。
自分の中にある思いと対話してみることで、何に引っかかりがあるのか見えてきます。
ネガティブな思考と話をするために実際にやったワークをシェアしますね。
ワークはイメージや直感で受け取っていきます。
ネガティブな思考と対話をするために、わかりやすく色や形にしてみると、黒いスライム状のネトッとしたものがイメージとして浮かんできました。
表情はニタニタとして、見ているだけでも不快で、かかわりたくないヤツという感じです。
話し方も耳障りの悪い、ねっとりしていて「なんか用~?」と、とにかくねっとり。
こちらが真摯に対応していると、黒スライムも態度が変化してきて真面目に取り合ってくれるようになりました。
黒スライム:人のやっかみって本当に嫌だよねー。その気持ちは我慢しない方がいいと思うよ。まぁ、どうするかは君が決めることだけどさ。
私:ほんとその通りだね。
私はこれまで嫌だと思っていることも、ほとんど思考で抑えつけていたね。
黒スライム:だから、嫌ならイヤって感情を感じ切ろうよ。それで次からどうするかを決めようよ。
我慢して抑えているから人との付き合い方も中途半端になって自分を苦しめちゃうんだよ。
私:我慢してそのあとに関係ない人(家族)に感情をぶちまけてるなんて言語道断だよね。
そのネトネトしたものが形(黒いアメーバ)となって見せてくれているんだね。
黒スライム:その通り。ちゃんと感じ切ることができれば消えていくから心配しないで。今の君はこのことを終わらせる必要があるから僕は出てきたんだ。
しっかりそのときの感情を感じ切る。それだけだよ。
こうやって自分の本音の部分と対話して、当時の感情を紙に書き出し、「本当はこんなことを感じていたんだね」としっかり共感してあげると、ネトッとしていた黒スライムも消えて、透明な色へと変わっていくのがわかりました。
感情を抑え込み、それを「なかったことにしよう」としても、潜在意識ではしっかり残っているので、人や状況が変わっても似たような出来事を引き起こし、怒りなどの感情が出てもまた抑え込んで……と繰り返してしまいます。
人の目を気にしたり、周囲のご機嫌を伺ってばかりだったり、良い人を演じていたりすると、「自分はほんとうはどう感じているのか」がわからなくなってしまいます。
余談ですが、「紙に書くといい」という話をよく耳にしますよね。
以前、脳科学の番組でやっていたのが、脳と手は密接な関係があるそうで、紙に書くという行為は脳の大部分を使うので脳を鍛えることができます。
脳を鍛えるにはキーボードで入力するよりも書くことを推奨していました。
紙に書き出して自分の感情と向き合いつつ、脳も鍛えることができるとなると書くことを習慣化していきたいなと思いました。
紙は文字やイラストもササッと書くこともでき、自分の思考を俯瞰で見ることもできるのでいいですね。