H31年2月27日〜3月8日にかけて、インド視察に行ってきました。学会途中で、仏教の7大聖地もめぐってきました。写真は、仏陀入滅の地・クシナガラの大涅槃堂の仏陀涅槃像です。
これに関連して、今回ご紹介するのが、アルボムッレ・スマナサーラ『ブッダの聖地』(サンガ)です。
本書では、仏教聖地の写真をふんだんに織り交ぜながら、分かりやすく仏教精神が学べるようになっています。
たとえば、
・お釈迦様は、神通力(超能力)をいくらでも発揮することができましたが、特別なとき以外はその力を見せませんでした。・・・(中略)・・・「真理を神から聞いた」ということなら話は簡単なのですが。お釈迦様はそういうやり方ではなく、自ら発見した真理を発表していくのです。
・双神変(そうじんぺん)は瞑想の達人であるブッダ以外の誰にも出来ることではないからです。・・・(中略)・・・双神変という神通は、二つの瞑想を同時にやってみせることです。瞑想によって身体から水を出してみせることができます。そして火を出してみせることもできます。
などなど、ブッダの威神力についての解説が述べられています。「仏教は無神論、唯物論である」と主張する学者もいますが、間違っているのです。
ブッダの聖地(サンガ文庫)
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