八観六験・人格、品格を見極める智慧② | 龍のごとく

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ひなた耀一 オフィシャルブログ

こんばんわ
ひなた翔一です。


前回の記事では「八観」について書きました。
八観六験・人格、品格を見極める智慧①



今回は「六験」についてご紹介します。


1・「喜之以験其守」(之を喜ばしめて其の守を験す)

得意になっている時に、その人が自我を失うかどうかを試します。
得意になっている時も失意の時も自我を失わず
自身をしっかり制御できる人はぶれない人です。


2・「怒之以験其節」(之を楽しませて以って其の癖を験す)

喜んでいる時に、悪い癖が現れるかどうかを試します。
喜びの最中に現れる悪い癖は、時に悪事の種となり得るからです。


3・「怒之以験其節」(之を怒らしめて其の節を験す)

怒った時に、自制力が失われるかどうかを試します。
人は怒ると感情的になりやすく、理性を失った人は償えない程の
重大な過失を引き起こすことがあるからです。


4・「懼之以験其持」(之を懼れしめて以って其の特を験す)

恐れている時に、信念を堅持できるかどうかを試します。
命が脅されても信念を失わない人こそ、真に信念を持っていると言えるからです。


5・「哀之以験其人」(之を哀しまして以って其の人を験す)

悲しみに暮れる時に、品格の変化があるかどうかを試します。


6・「苦之以験其志」(之を苦しましめて以って其の志を験す)

苦しみの中にいる時に、その人が志を失うかどうかを試します。



験す(ためす)と言うと、少し語弊があるように聴こえますが
これらの逆境に陥ったとき、あえて放置してみて
その成り行きを観ることで
結果的に試すことになる、ということではないでしょうか。

八観と同じく
他人を試すということは
自分もまた、他人から試されているということを
忘れないで下さい。


ひなた翔一 拝




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