八観六験・人格、品格を見極める智慧① | 龍のごとく

龍のごとく

ひなた耀一 オフィシャルブログ



こんばんわ
ひなた翔一です。


人付き合いにおいて、この人はどんな人なのか?
その人の人格や品格のような、数字では現れない部分。

社会生活を営んでいると、どうしても避けられない事ですが
それを見極めるには、今まで生きてきた中でに経験や
見識が重要になってきます。

人を見極めるのは、個人の能力による所が大きいですが
その方法を、具体的に知っていると、また違ってくるかと、思います。


その一つに「八観六験」というものがあります。

中国の戦国時代に編集された
『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』に記されており

「八観」とは八つの面から観察する観察法
「六験」とは六種の方法で試す試験法


この二つを使って、人格、品格を見極める方法を
「八観六験」といいます。



今回は、その「八観」をご紹介します。


1・「通則観其所礼」(通ずれば、その礼する所を観る)

出世した人に対しては、その礼儀正しさを見ると良いでしょう。
いつも謙虚でマナーの良い人もいれば、出世したことで傲慢になり
礼儀やマナーを無視する人もいます。
礼儀正しいかどうか、ここに人間の品格が現れます。


2・「貴則観其所進」(貴ければ、その進む所を観る)

地位の高い人に対しては、その人が使っているものや
そばにいる人を見ると良いでしょう。
「類は友を呼ぶ」と言われるように
周りを見ればその人の好みや人格が垣間見えます。


3・「富則観其所養」(富めば其の養う所を観る)

お金持ちの人に対しては、お金の使い方を見ると良いでしょう。
貧しい時は生活に追われて、自分の欲を満たすことにまで手が回りませんが
お金に余裕ができた時に、そのお金を何に使うか
ここに人間の本性が現れます。
お金の使い方を見ると、その人の人生観や倫理観まで分かるのです。


4・「聴則観其所行」(富めば其の養う所を観る)

人の言動をよく観察しましょう。
発言と行動が一致しているかどうかで、その人が誠実か否か分かります。


5・「止則観其所好」(止れば其の好む所を観る)

余暇の過ごし方を見ると、その人の人生観の側面が見えてきます。
職場などの公式の場での振る舞いよりも
休日や余暇の過ごし方にこそ本質的な価値観が現れやすいのです。


6・「習則観其所言」(習えば其のいう所を観る)

親しい人と気楽な雰囲気の中で交わした言葉は
人の本心を反映しやすいものです。
そういう場での発言こそ、注意して観察すべきです。


7・「窮則観其所不受」(窮すれば其の受けざる所を観る)

生活に困っていても、受けてはいけない援助や利益があります。
受けるべきではない援助や利益を受けているか否か
そこにも人の品格が現れます。


8・「賤則観其所不為」(賤しければその為さざる所を観る)

地位が低く、弱い立場に置かれた人でも
自分の利益や出世のためにやってはいけないことがあります。
やるべきではないことを控えられるか否かで
真に志があるかどうかが分かります。



大切なことは「見る」のではなく「観る」ということ。

他人を観るということは
自分もまた、他人から観られているということを
忘れないで下さい。


ひなた翔一 拝




カードメッセージ


Facebook / 写真ブログ
facebook お友達申請お待ちしております お気軽にっ(^O^)/
● ひなた翔一Facebook

 写真も撮ってます
● ひなた翔一◆Photograph of healing◆