#74 モア
5歳。
世界旅行中の両親をのせた豪華客船がノルウェーあたりで海賊に襲われ、
その時母親の腕の中にいた赤ん坊のモアはなんだかんだあってその襲った海賊の首領ブルブルトゥースが育てることになった。
親代わりになったブルブルトゥースは彼女を海から離した。
2歳からは森の近くのブルブルトゥースの母親のところで生活していた。
ブルブルトゥースの息子で狩を生業とするロロを兄のように慕っていた。
ロロもモアと同じように海から離させられた。心の奥では海への強い憧れがある。
彼女は出自や両親のことを何も覚えていない。
しかし、モアが4歳の頃に、「実はモアの母親は生きている」とブルブルトゥースの母親が話しているのを偶然耳にして、
モアの心に母親に会いたいという気持ちが芽生えた。
モアが連れているのは狩りの手伝いをしてくれるなんちゃらっていう種類の短足の犬ヤンソン。
真っ黒な毛で覆われて、夜はほとんど観えない。
彼女よりも2際お兄さん。
モアは森での辛い生活を捨てヤンソンと共に世界へと旅立つのであった。
そして、なぜかモアには尽きない資金があったのであった。