季夏のみぎり
僕は
大好きなひとが住む家の庭
ビーチ用のチェアー
爽やかなホップの香りに
いつの間にか
眠っていた
蟻が肌に
くすぐったいのも忘れて
咲く花たちは
夢に踊る
色彩のダンサー
時より風に
コーラスを乗せて
時間と背中合わせの日々
並べ替えた数式との毎日
身体は
太陽の放つ
光の矢が
ほどいてくれた
緊張の糸を
拾うことを止めた
夕陽が
これから舞台照明を担う
月に
バトンを渡す
そっとかけてくれた
薄地のふとんの
心地よい温かさに
眠っていた
目覚めた瞬間の
至福に満ちた時間は
どんな形容詞を使っても
言葉にはできない
言葉にはできない
何年も
見失っていた 忘れていた
あの頃
追っていた 掴もうとしていた
”さがしもの” を
この時に 手にした
何年も
見失っていた 忘れていた
あの頃
追っていた 掴もうとしていた
”さがしもの” を
この時に 手にした
何年も
見失っていた 忘れていた
あの頃
追っていた 握ろうとしていた
”さがしもの” を
今
この時に この手に
受け止めた
そして・・・
そばにいてほしい・・・
いつまでも・・・
大好きな人・・・